UMAモスマンを生み出した2つの事件!正体も説がいろいろ

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アメリカ三大マンといえば、

バットマン、スパイダーマン、モスマン。

 

 

「待て待て、モスマンってUMAでしょ。」

「さらっと何を言っているんだ」

 

……バレましたか?

 

最後はスーパーマンが妥当でしょうが、知名度ではモスマンも負けません。

 

 

モスマンはアメリカで目撃された未確認生物。

 

空飛ぶ怪物です。

 

 

しかし、映画、漫画、ゲームでも取り上げられ、

最近ではフィギュアまで売られている。

 

インパクトある姿はかなりお馴染。

 

だったらコウモリ、クモの流れで、

蛾人間モスマンの方が、マーベルっぽいじゃありませんか!

 

 

もちろん、

モスマンは実在が議論される現実の生物。

 

目撃情報は500件を超えます。

 

不思議な能力を持ち、大災害まで起こすなんて説も。

 

それなら超常現象なのですが。

 

 

モスマンとはいったい……?

 

目撃情報を検証し、その正体を考えてみましょう。

 

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モスマン遭遇事件とは?

 

1966年のこと。

 

名曲カントリーロードで、

「天国のような場所」と歌われる、

アメリカ東部ウェストヴァージニア州。

 

小さな町、ポイント・プレザント。

 

そこに、天国には不釣り合いな、

悪魔のような生物が現れました。

 

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モスマン遭遇と目撃情報

 

11月12日。

墓地で作業をしていた5人が、

「そいつ」を見ます。

 

木々の間を飛び回る奇怪な生物。

 

「なにかわからないが鳥ではない」

「褐色の人間のようだった」

 

 

その3日後の15日。

もっとも知られる遭遇事件が起こります。

 

第二次大戦中、

弾薬集積場になっていたTNTエリアと呼ばれる地区で、

4人の若者がドライブを楽しんでいました。

 

 

TNTエリアは、人気のない広大な地域。

 

恋人たちや、走り屋が、夜になると訪れる場所です。

 

 

その途中・・・

 

「あれはなんだ?」

 

 

道に立つ黒い影。

 

それは、身長約2m。

 

背中で翼を折りたたみ、

赤く光る巨大な目が2つ。

 

 

若者たちは、その目を見てボーっとなったそうです。

 

「怪物だ!」

 

やがて我に返って、車で逃げだした4人。

 

 

車内はパニック。

 

アクセルを踏む足にも力が入ります。

 

「ヤツが追ってくるぞ!」

 

その時の、車の時速160km。

 

 

なのに、怪物は飛行しながら、車のすぐ横まで迫ってくる。

 

「キィキィ」と鳴き、

3mもある翼を、はばたきもしていませんでした。

 

 

なんとか振り切って、保安官に訴える4人。

 

保安官は怪物に遭いませんでしたが、

現場ではカーラジオの調子が悪くなったそうです。

 

 

その後、ポイント・プレザントでは、

TNTエリアを中心に、怪物の目撃情報が相次ぎます。

 

家の庭で……

森で……

ハイウェイの上空で……

翼のある、赤い目の怪物が毎日のように出没。

 

 

それだけではありません。

・見ただけで目を負傷した

・アレを見て体調が悪化した

・現れると、家具がひとりでに動くポルターガイスト現象が起こった

・追っていった犬が帰ってこない

・UFOと一緒だった

など、ただの生物とは思えない証言もちらほら。

 

 

当然、小さな町は騒然となります。

 

「音もなく飛び、蛾のようだった」

 

そんな証言から付いた名前は『モスマン』。

 

 

未確認生物ですが、超常的な能力も持っているらしい。

災いを起こすのだとか。

 

中でも有名なのは、シルバーブリッジ崩落事故との関わりです。

 

 

大事件はモスマンの仕業!?

 

1967年12月15日。

 

ウェストヴァージニア・オハイオ州間に架かる、シルバーブリッジが崩壊します。

 

死亡者46人、負傷者18人の大参事です。

 

橋の老朽化と、クリスマスシーズンの混み合いが原因とされています。

 

 

シルバーブリッジは、ポイント・プレザントの近く。

 

事故の前に、橋でモスマンの目撃があり、予言ではないかという話。

 

 

モスマンの出てくる映画『プロフェシー』も、

この説をモチーフにしています。

 

その後、製作スタッフが80人も不審死を遂げている!

 

モスマンの怒りを買ってしまったのでしょうか?

 

 

そういえば、主演のリチャード・ギアも最近見ないような……。

とにかく曰くつきの映画なんです。

 

 

これについて、僕が思うに無関係でしょう。

 

崩落事故とモスマンの集中目撃。

同地域で起こった、

2つの事件を結びつけたホラ話と思います。

 

不審死80人もデマではないでしょうか。

 

ただ、モスマンの話には、

ほぼ必ずシルバーブリッジの事故も語られるので一応。

 

 

このように、モスマンは悪魔的なオカルト生物なのです。

 

次項では詳しい特徴と、さまざまな正体説を紹介しましょう。

 

 

モスマンの特徴と数々の仮説

 

モスマンは目撃情報も多い。

 

その証言も、ほぼ形態は一致しています。

・身長180cm~210cm

・肩幅が広い

・人間のように足で歩行もする

・色は褐色または灰色

・頭は確認できない

・直径5~9cmの赤く丸い目

・両目の間隔は約15cmで、肩の辺りにある

・目を見ると催眠術にかけられたようになる

・腕があったという証言はない

・翼長3mの翼がある

・飛行速度は時速120~160km、はばたかない

・キィキィとネズミのような鳴き声

けっこう具体的ですよね。

 

 

さらに、心霊現象を起こし、UFOと行動し、

人を呪うといった、うさん臭い特徴もある。

 

正体についても言いたい放題です。

 

 

正体説はどれも決め手はない

 

モスマンの正体には、いくつかがあります。

UMAなんで、当然ですけどね。

 

一通りご紹介しましょう。

 

 

●鳥説

 

猛禽、ツルなどの見間違いというもの。

 

・頭部がはっきりしない

・大きな目

は、確かにフクロウを思わせますね。

 

体高があり、目の周りが赤いツル。

キィキィ鳴くワシ。

それらを怪物と思いこんだのでは。

 

 

有力な説ですが、証言者は全く違うといいます。

 

 

●古生物説

 

古代の翼竜という説。

 

伝承の、サンダーバードの基になった怪鳥ではないか?

 

翼竜が捕まらないと、なんとも言えません。

 

 

●突然変異説

 

特殊な薬品、

軍の実験などによって変異した動物。

 

弾薬集積場の跡地付近でよく見られることから言われる。

 

放射能の影響でゴジラが生まれたみたいな説ですね。

 

 

●宇宙人のペット説

 

ポイント・プレザントは、

UFOのフラップ(集中目撃)地域。

 

モスマンは、宇宙人が連れてきたペットというもの。

 

 

UMAの正体説では、使い倒されています。

 

地球は近所の公園なのかよ!

 

まあ、モスマンの糞とか見つかっていないので、始末はちゃんとしているのかな?

 

 

●呪い・悪魔説

 

この地域で虐殺された、先住民の呪いで生まれた生物。

 

または、昔から住み着いている、土着の悪魔という説。

 

「モスマンは災いを呼ぶ」

とされる根拠。

 

 

●誤認説

 

鳥説とほぼ同じです。

 

風に流されて飛んでいるゴミ袋などが、飛行怪物に見えたというもの。

 

 

モスマンのイメージ画像、目撃画像の動画も貼っておきますね。

 

 

 

以上ですが、

う~ん……はっきり言って、どれも弱いって気がしませんか。

 

これだ!

と思える説がない。

 

 

それだけ、モスマンは特異なUMAなのでしょう。

 

その正体を論じるには、もう一度最初に戻る必要がありそうです。

 

 

モスマン実在の可能性は?

 

例のシルバーブリッジ事故以降、モスマンの目撃はパタッと止まります。

 

モスマンの活躍時期は、

66年11月から67年12月。

 

たった1年ほどなのです。

 

 

地域もポイント・プレザント周辺。

 

時間も場所も、

一局集中型の未確認生物なんですよ。

 

 

証言は非常に詳しい。

 

特徴も一致し、信憑性も高い。

 

 

でも、よくよく見てみると、

はっきりした姿を見たという証言は一つもありません。

 

赤く光る目と、大きな翼。

 

証言のほとんども、この2点が強調されているだけで、

それっぽいものを見た程度なのです。

 

 

噂が広まって、目撃者が相次ぐ。

 

これ、よくあることなんです。

 

 

例えば口裂け女。

 

話が広まり、

日本中で口裂け女を見たって人が大勢いました。

 

口裂け女といえばマスク。

 

マスクをした美人っぽい女性は、みんな口裂け女にされちゃったんです。

 

 

当時は、マスクしている人は珍しかった。

 

今は町中、

口裂け女、口裂け男で溢れていますけど。

 

 

モスマンの証言にも、決定的なものはありません。

 

 

体調悪化やポルターガイスト現象だって、

モスマンのせいとは言い切れない。

 

モスマンに襲われた人もいない。

 

足跡、糞、体毛、死骸、信用できる写真もなし。

 

 

モスマンの話で、物的証拠はいくつあると思いますか?

 

ゼロです、ゼロ。

 

実は、モスマンなんて、誰も見ていないんじゃないかと思えるんです。

 

 

モスマン伝説は空想だ!

 

ところで、冒頭にも出たバットマンに、

キラー・モスという敵が登場するのをご存知でしょうか?

 

文字通り、蛾の怪人。

 

背中の羽と、赤く描かれることが多い目、

派手なタイツのアブない人です。

 

 

だいぶ、モスマンとは違うんですが、

同じ蛾人間。

 

このキラー・モスが、

モスマンの姿のモデルと目されています。

 

 

上記のことから、僕はこう思います。

 

 

TNTエリアで「何か」が目撃された。

 

それは、フクロウとか野生動物だったのかもしれません。

 

それが、赤目で空飛ぶ怪物に見えた。

 

 

話が大きくなり、キラー・モスを参考に、

モスマン像が生み出さる。

 

そのモスマンの絵が、記憶に残る出来の良さ。

 

 

周辺で得体の知れぬものを見て、モスマンと結びつけてしまう。

 

体調などは精神的なものでしょう。

 

怪物を見たと思えば、調子も悪くなりますよ。

 

 

そこから、呪いとかの話が加わる。

 

シルバーブリッジの話も、実は後からこじつけ的に作られた説なのです。

 

 

やはりモスマンは都市伝説にすぎないのでしょう。

 

よくできた都市伝説ですよね~。

 

モスマンのデザインも強烈で、噂の広まりに貢献したと思う。

 

記録より記憶に残る、想像上の未確認生物なんだと思います。

 

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都市伝説UMAモスマン!特徴や広まった経緯~まとめ~

 

1966~67年にかけて目撃されたモスマン。

 

広げると3mの翼を持ち、血の色の大きな目を光らせ、

ウェストヴァージニアを飛び回りました。

 

その怖ろしげな姿は、今も語り継がれています。

 

 

しかし、調べてみると曖昧な話のツギハギ。

 

集団ヒステリーの類ではないでしょうか?

 

「モスマンは実在する!」

とはとても言えそうにありません。

 

 

最初に僕言いましたよね。

 

モスマンは、マーベルヒーローと同レベル。

 

それはきっと、フィクションの存在物でしかないんですよ。

 

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