カラカルはペットに出来るし懐く!でも飼育費用は半端ない

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アフリカ大陸、アフガニスタン、イラン、

インドなどに生息している、

ネコ科のカラカル。

 

カラカルとは、トルコ語で「黒い耳」を意味します。

 

その名の通り、大きな耳は黒く、

先端に長い房毛が付いているのが特徴です。

 

 

野性味あふれる、凛々しい姿はとても魅力的ですよね。

 

カラカルをペットとして飼育したい…

 

そう思われ方もいると思います。

 

 

私は思いました。

 

カラカルを抱っこしてみたい。

 

 

大きな肉球をぷにぷにしてみたい…!

 

お腹に顔をうずめてモフモフしたい!!…と。

 

 

こんな願望を叶えることができるのでしょうか?

 

今回はカラカルの特徴や、飼育するための方法について調べてみました。

 

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カラカルってこんな動物

 

乾燥した土地を好む、ネコ科動物。

 

体長は55~90cm、尾長20~30cm

 

体重は8~23kgと結構、個体差があります。

 

 

長くほっそりとした四肢、短毛でスレンダーな体、大きな耳に麻呂眉のような顔の模様。

 

神々しくも感じられるカラカルは、

エジプトでは、守り神として崇められていました。

 

 

カラカルは夜行性の肉食動物。

 

動きはとても俊敏で、

小型の哺乳類などを捕らえ食べています。

 

 

跳躍力はネコ科最大と言われ、

飛んでいる鳥ですら捕らえることができます。

 

その高さなんと3m!

 

すごいですよねー!

 

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ペットとして飼育するには

 

カラカルは日本では、

特定動物に指定されています。

 

特定動物とは、

「人の生命、身体又は財産に危害を加える恐れのある動物」

として、政令で定められている動物のことで、

この特定動物を飼育する際は、

都道府県知事の許可をとらなければなりません。

 

人の命を脅かすほどの危険な動物ですから、

そう簡単には許可はおりません。

 

 

許可をとるためにまず、

カラカルを飼育するための、スペースを確保しなければなりません。

 

運動量の多いカラカルが、のびのび過ごすためには広い敷地が必要ですね。

 

 

そして、その敷地の中には頑丈な檻、もしくは柵も必要です。

 

檻ですと、最低30万円はかかるそうです。

 

 

そして忘れてはいけない、

カラカルの跳躍力は3m!

 

 

家から脱走されたら大事件です。

 

自宅から脱走しないように対策をとらなければなりません。

 

 

カラカルはパワフルですので、場合によっては、

家のガラスを、強化ガラスに変えないといけないかもしれません。

 

 

特定動物飼育の許可をとるだけで、大変な苦労とお金が必要そうですが、

主役のカラカルの価格だってお安くはありません。

 

カラカルの生体価格はいくらなのでしょう?

 

 

価格と飼育費用はどれくらい?

 

生体の価格は、

普通の猫ならば10万円前後でしょうが、

幻の猫ともいわれるカラカルは、

100万円~200万円します。

 

飼育環境を整えるのにも、かなりの額がかかりますが、

更に生体費用100~200万円。

 

 

むむむ…

カラカル飼育への道のりは険しいですね。

 

 

生体費用だけではなく、

日々の飼育費用だって大変です。

 

 

エサ代一つとっても、

一般的な飼い猫の3倍の大きさのカラカルは、

食べる量だって3倍。

 

しかも、そこらで売っているキャットフードを

「はい、どうぞ」というわけにはいきません。

 

 

カラカルのエサは、生肉だそうです。

 

冷凍ウズラ等がいいらしいですが、

一か月のエサ代だけでも数万円はしそうですね。

 

 

飼育環境を準備するためのお金、生体費用、

飼育費用、全て高額です。

 

これはお金持ちの方じゃないと、飼育は難しそうですね。

 

ここまで苦労して、カラカルをお迎えしたとして、

カラカルは、私たち人間に懐いてくれるのでしょうか?

 

 

なつくの?

 

懐くか、懐かないかといえば懐きます。

 

それには条件がありますが、その条件をクリアしたからといって、

必ず懐くという保証はありません。

 

 

カラカルに懐いてもらうために一番大事なのは、

生まれた直後から、人間に人工保育で育てられているということ。

 

そして、なるべく早めに去勢・避妊手術をすること。

 

 

これらを行うことによって、

懐きやすくはなりますが、絶対というわけではありません。

 

ペットの家猫に性格があるように、

カラカルにもいろいろな性格の個体がいます。

 

 

ですので、どれだけ愛情いっぱいに、赤ちゃんの頃から育て、

人間に慣らそうとしても、慣れない場合もあるということです。

 

 

もし慣れなかった場合でも、

カラカルを、最期まで責任もって飼育していかなければなりません。

 

現実は、相当なお金持ちか、相当なカラカル好きでもない限り、

カラカルをペットに迎えるのは厳しいのです。

 

 

でも、動物園で見ることはできますよね。

 

飼えないのなら、せめて動物園で見るしかないでしょう。

 

 

カラカルがいる日本の動物園

 

関西地方では、

兵庫県姫路市にある「姫路市立動物園」、

広島県福島市にある「福山市立動物園」、

でカラカルを見ることができます。

 

姫路市立動物園では、

くるり♂君と、そのお嫁さんのクルンちゃん♀を見ることができるようです。

 

 

近畿地方でカラカルを見られるのは、

三重県度会郡大紀町にある「大内山動物園」

 

ここではカラカルの他に、

サーバルキャット、コツメカワウソ、フンボルトペンギン、アライグマなど、

人気アニメ「けものフレンズ」

に登場しているキャラクターの動物も、多数飼育されていますよ!

 

 

東海地方では、

名古屋市にある東山動植物園で見ることができます。

 

 

日本全国で、4か所しか見つけることができませんでした。

 

思ったよりも少ないですね…。

 

 

そのほかの施設でも、飼育されていたことがあったようですが、

寿命や病気などで亡くなってしまい、展示されなくなってしまいました。

 

上記で紹介した施設に行く際も、

念のため電話などで確認してから、行くことをお勧めします。

 

 

カラカルは飼育難易度の高い生き物~まとめ~

 

ペットとして飼えるとはいっても、やはり野生の生き物。

 

飼育するためのハードルは高いですね。

 

 

・飼育環境を整え、月数万円かかるであろう飼育費用を出すことができる。

 

・懐かなかった場合でも、最期まで責任をもって飼育することができる。

 

 

この二つの条件をクリアでき、

なおかつカラカルに並々ならぬ愛を持っている方だけが、

カラカルを飼育できるということが分かりました。

 

カラカル飼育は私には無理そうです。

 

 

カラカルを飼育してみたいという気持ちはありました。

 

しかし、

カラカルの特性や飼育方法を調べた結果、

やはり野生の生き物は、野生で生きるのが一番の幸せではないのかな?

 

今はそう思います。

 

 

なかなか飼える生き物ではないからこそ、憧れるのでしょうね。

 

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