犬の多頭飼いは喧嘩する!許容範囲と相性の見極め方 

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多頭飼いをしようか悩んでいらっしゃる方も、

既に多頭飼いをしている方でも、色々不安が消え去らない…

 

多頭飼いをする際に、

気を付けた方が良い事、懸念される問題、多頭飼いして良かった事などを、

自身の経験を踏まえ、お話しさせて頂きますね。

 

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ケンカの介入と許容範囲

 

まず、多頭飼いをしていると、勿論のことケンカをすることもあります。

 

ケンカの際に、《夫婦ケンカは犬も食わない》と言いますが、

犬のケンカに対しても、止めに入るべき場合と、傍観していた方が良い場合があります。

 

 

犬同士のケンカは、二通りに分けられると思います。

 

 

1つは、兄弟姉妹や友達として、ジャレあっているような遊びの延長。

 

これは人間の関係とは異なり、

吠えたり追い掛け合ったり、

組み合ったり噛む真似をしたり・・

 

 

初めてこの光景を目にすると慌ててしまい、

「止めなくては!」と思ってしまいます。

 

でも、こういった場合は、

見守ってあげるほうが社会性も身に付きますし、ストレス解消にもなります。

 

 

2つ目は、元々、攻撃的だったり、犬同士の相性がすこぶる悪かったりする場合です。

 

これは見極めが大切になりますが、

この場合は飼い主として、大ケガ覚悟で止めに入らなければなりません!

 

 

幾つかの見極めの例は、キャンキャン吠えたりするのではなく・・・

●唸る

●体制を低くしていつでも飛びかかれる

状態でいる

●噛む真似でなく本気で噛む

●首を狙って攻撃する

このような場合は、本気で仕留めようとしているので大問題です。

 

大喧嘩や本気で相手を仕留めようとしている場合は、専門家に相談する必要があります。

 

 

犬同士のケンカなどを仲裁することは、人間がすべきでないという意見もありますが、

大切な家族同士が、血を流すような関係になるのは避けたいですし、

止めるべきかどうかの見極めは大切だと思います。

 

ジャレ合いが度を越しそうな場合、ちょっとしたケンカの場合も含め、

《序列》という関係性を踏まえた上で、叱るなどの対応が必要です。

 

そこで必要となる、気をつけなければいけない点は、先住犬と後輩犬という問題です。

 

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先住犬と後輩犬への対応

 

多頭飼いの場合、1度に多頭を家族にする方もいらっしゃると思いますが、

多くの方は、徐々に増やして行くと思います。

そこで、気をつけなければならないのは、やはり《序列》になるでしょう。

 

ケンカをしている場合は、先にどちらが仕掛けたかを把握すると共に、

より攻撃的な方も把握し、力関係も把握しておくことは大切ですね。

 

犬は序列を重視するので、年齢や先住犬、後輩犬に関係なく、力関係で序列が出来ます。

 

 

色々な意見がありますが、

「犬社会の序列に人間が関わってはいけない」

という意見を聞いたことがあります。

 

ごもっともだと思います。

 

 

然し・・・

我が家では、「先住犬が全て先」という意見を取り入れて行くことにしました。

 

何故なら、先住犬と後輩犬の性格の違いからでした。

 

勿論、年齢も先住犬の方が上ということもありますが、

人間と共に生活する上で、力が強いものが勝つというのは、そぐわないというか・・・

 

 

我が家の場合は、先住犬が全てに於いて、

《一歩も二歩も相手に譲る・争いが嫌い

食べ物でも何でも執着がない》

という遠慮がちな性格で、保護施設から家族になった後輩犬は、

《弱肉強食!早い者勝ち!全部自分の物!》

という性格なのです。

 

なので、食事もオヤツもオモチャも、飼い主の膝も、

先住犬を優先しないと、全て後輩犬に取られ、

先住犬は取られたまま、端に行って小さくなってしまうのです。

 

これは良くないと思い、

我が家では、全てを先住犬が先になるように気をつけています。

 

 

誰しも考えが異なるので、多頭飼いをするのにどの方法が良いかは、

それぞれの家庭の子育てが違うのと同じように、家族で考えて決めても良いのではないかな・・

と思っています。

 

多頭飼いをする場合、上下関係を把握させることは重要ですが、

それ以前に重要なのが《相性》となりますよね。

 

これは多頭飼いをする上で、最重要だと思います。

 

 

では犬同士の相性って?

 

人間の様に、服の好みが合う、食べ物の好き嫌いが一緒というものではないですよね。

 

どのようなものでしょう・・

 

 

 

先住犬と後輩犬の相性

 

相性が良い悪いは、簡単には分かりません。

 

特に、ペットショップなどから後輩犬を家族に迎える場合は、

相性を見極める期間がありません。

 

保護団体などから引き取る場合は、1週間くらいのお見合い期間などがあり、

どうしても家族や先住犬との相性が悪い場合は、お見合い解消となります。

 

 

勿論、誰かが引っ越してきたり転校して来たり、入社して来たりなど、

新しく入って来た相手に対し、警戒感・違和感・距離感があるのは、

人間でも当たり前ですよね。

 

然し犬の場合、1週間くらい共に過ごすうちに、大親友や大好きな気持ちは湧かなくても、

不快感・嫌悪感・憎悪などが無い限り、付かず離れずならば良いのではないでしょうか。

 

相手を攻撃したり、怯えて食欲不振・体調不良・逃避行動などがある場合は、

それが、日にちが経っても解決するのは難しい事かもしれません。

 

 

それでも、どうしても後輩犬として迎えた子を、家族にしたいのならば、

専門家や動物病院に相談してみるのも良いでしょうね。

 

ただ、相性が悪いからといって飼育放棄はせず、

誰かに相談し解決策を探し、どの子も幸せに暮らせる方法を見つけることが大切です。

 

 

多頭飼いをするということは、簡単なことではありません。

 

相性の問題・環境の問題・金銭の問題等々、簡単に決断出来ませんよね。

 

 

でも悪い事ばかりではありません!

 

楽しい事も沢山あります。

 

 

多頭飼いのメリット

 

多頭飼いをする人は、犬が好きだから共に暮らすわけですよね。

 

私自身、犬が大好きで、犬種問わず一日中犬を見ていたいですし、

公園やドッグカフェなどで、沢山の犬に会うのが大好きなので、

いつか多頭飼いしたいと思っていました。

 

 

勿論、多頭を面倒みるまでに、

「本当に責任を持てるか?」

「節約すれば食費や病院代を捻出出来るか?」

「田舎に引っ越すか?」

など色々考え、先住犬を迎えてから8年経って決断出来ました。

 

 

迎えてみると、当然、苦労もあります。

 

「こんなにも、真逆の性格なの~?!」

とビックリするくらい違いがあり、

一つ一つの動作や表現の仕方、捉え方、

覚えの早さ、頑固さ・・

切りがないほど、正反対。

 

それでも、部屋の中だったり、散歩だったりで、些細な違いが面白くて、

毎日毎日、違いに驚くと共に家族に笑顔をくれます。

 

 

勿論、先住犬だけでも楽しかったのですが、

後輩犬が来たことで、先住犬の違う一面が見えたり、

家族が外出の際は、

普段、特段仲良しでもない2匹が寄り添い合って待っていたり、

眠るときにくっついていたりすると、

「群れになってきたのね~」とウルッとしたりしてしまいます。

 

 

元々、群れる動物には、仲間がいることは安心にもなりますし、

社会性を身に付けるにも、マイナスではないと思います。

 

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多頭飼いで起きる喧嘩の対応~まとめ~

 

多頭飼いを検討されていらっしゃる方、悩んでいらっしゃる方、沢山おられると思いますが、

我が家では結果良かったです。

 

相性の心配、ケンカの心配、色々と大変な事もありますが、

飼い主自身が分け隔てなく愛情を与え、

あまり神経質にならずに見守ってあげていれば、

犬同士で、

《群れを乱すのは得策では無いかも?!》

と気づいてくれるかもしれません。

 

 

それと、運動は必須です!

 

犬はストレスが溜まると、食欲不振、体調不良、それに加え攻撃的になったりします。

 

お散歩などで体力を消耗させ、ストレスを解消してあげることで、

無駄なケンカなどを軽減させる事につながるそうです。

 

 

多頭の場合、散歩自体、飼い主も体力的に大変ですが、それは覚悟の上ですよね。

 

私の場合、運動嫌いなので

「お散歩で体力作りに協力してもらってる~」

なんて感謝するようにしています。

 

 

大型犬や運動が沢山必要な犬種を迎える場合、

ご自分の体力とよーく相談してくださいね!

 

大型犬の多頭飼いは、トライアスロン並みの運動を覚悟しないとですね。

 

 

要は、家族や先住犬の性格や、生活週間などをよく考え、

犬種の性質や、個体の特徴を知った上で迎えいれれば、

余程の問題がない限り、楽しさ倍増すると思いますよ。

 

楽しいワンちゃん生活を送りましょう~

 

 

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