ウデムシの飼育法と日本での展示!ハリーポッターにも出演

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奇怪な姿で逆に有名になって、人気も高まっているウデムシ。

 

奇虫ということで、メディアに取り上げられたのを見た人も多いのではありませんか?

 

ハリーポッターにも出演していた、あのクモみたいなグロいムシです。

 

 

なかなかホラーなムシですが、これが意外とおとなしい。

 

で、ウデムシを飼っちゃう人も増えているってことで、

今回はウデムシ飼育に焦点を当ててみました。

 

 

奇虫のウデムシを飼育?

 

いやいや、実はとても簡単に飼えるんですよ。

 

ぶっちゃけ、クワガタ飼うのとたいして変わらないってくらい。

 

 

世界三大奇虫の記事で少し触れましたが、最初はウデムシについて勉強してみましょう。

 

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ウデムシってこんな蟲

 

ウデムシは世界中の熱帯で、別に珍しくもなく見られる節足類です。

 

その異形からヒヨケムシ、サソリモドキと並んで世界三大奇虫に数えられ、

日本にはいません。

 

体長は大きくても5cm足らず……

といっても、肢はやたら長いので、小さい感じはないです。

 

 

奇虫というだけあって、ウデムシの姿はとにかく奇抜。

 

唯我独尊とばかりに異彩を放っています。

 

 

全体的な形はクモに似て、

サソリのように平べったい胴体の横から、ダリの宇宙象みたいな不釣り合いに長い肢が4対8本。

 

そして、体長の2~4倍もある不気味なハサミ付きの触肢があって、

これがウデムシと呼ばれる由来です。

 

 

人間で考えると、腕が3~5mもあるイメージですね。

 

その腕を普段は折りたたんで横に張り出した格好で、木などにひっついています。

 

飼育するなら、ウデムシのこうした暮らしを参考にします。

 

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ウデムシの飼育環境

 

さて、ウデムシの生態から飼育の仕方を考えると、

25℃前後の温度と、80%ほどの湿気が必要です。

 

要するに、熱帯の環境に近づけるわけですね。

 

 

ヒーターでの保温、霧吹きなどでの水分維持を行ってください。

 

ウデムシの水分補給もそれだけで足りるはずです。

 

 

飼育ケース(一匹なら30cm程度でOK)に、

ピートモスかヤシガラを敷き、ウデムシが留まれる木材やネットを設置すればいいのです。

 

ウデムシは木などにぶら下がって脱皮するため、張りつく場所の設置は絶対必要。

 

ね?ほとんどクワガタでしょ。

 

 

しかし、なんといっても南国の奇虫ですから、すべてクワガタと同じにはできません。

 

第一、ウデムシは肉食なのです。

 

昆虫ゼリーを与えておけばいいクワガタとは違います。

 

 

次は餌や、扱い方を説明しますね。

 

 

毒はあるの?寿命は?何を食べるの?

 

ウデムシはクモやサソリに近い生き物なのですが、毒は持っていません。

 

噛むこともありませんから、

素手で持っても大丈夫。

 

たまには手に乗せて、ウデムシと親交を深めるのも悪くありません。

 

 

変なカニだと思えば、そこまで気色悪いこともない……と思う。

 

まあ、あまり弄ってもストレスを与えるだけなので、ほどほどにしておきましょう。

 

 

聞くところによると、

ウデムシは小さい種で3~5年、大型種なら10年くらいは飼育できるようです。

 

この辺りも数年で死んでしまう昆虫に比べ、かなりタフな生き物といえそうです。

 

 

ウデムシ飼育で一番難しいのは餌でしょう。

 

長生きさせるには、餌をちゃんと食べてもらわないとなりません。

 

 

自然下では小さな虫を食べているウデムシには、生餌を与えることになります。

 

餌用のコオロギ、ゴキブリ、ミルワームといったものです。

 

 

餌の大きさは、

ウデムシの胴体の半分くらいが目安。

 

ウデムシは夜行性ですから、夜に与えるといいですね。

 

 

週に1、2匹も与えればじゅうぶんなのですが、

あまり空腹にならないのか食べないこともあり、

飼い主としては心配になるかもしれません。

 

それでも共食いはしないそうですから、性格は温和なのでしょう。

 

 

ウデムシは武器っぽい触肢が長いだけで貧弱なため、

捕食自体も下手なので、餌やりは少し苦労しそうです。

 

しかし、タガメやカマキリみたいに、腕を捕食にもっと有効に使う気ないんか……。

 

 

なんとなくウデムシの飼い方が想像できましたか?

 

「これなら飼えそう」と興味を抱いたら、

次は購入を検討します。

 

 

購入と価格

 

ウデムシは奇虫中の奇虫ですが、熱帯地方ではわりと見かけるムシです。

 

種類もいくつかありますが、

よく売られているのが4cmほどで、

大型のタンザニアバンデッドウデムシで、

値段は一匹5,000円前後でしょう。

 

ムシを置いているペットショップ、専門店、またはネット通販で購入できます。

 

 

さすがにクワガタやカブトムシにように、

ホームセンターに売られていることはまずないようです。

 

 

気持ち悪さで名を馳せるウデムシですから、

生で見たいという人は多いんじゃないかと思います。

 

ホームセンターでも一匹くらい見世物で置いておけば、客も呼べる気がする。

 

ウデムシカフェとかも、けっこうイケると僕は思うんですが……。

 

 

ウデムシを日本で見られたら、貴重な経験ですよね~。

 

 

展示されてる場所

 

飼育したいが、まずは生のウデムシを見てから決めたいということもあるでしょう。

 

展示のされ方を見れば、

自分が飼育する場合の参考にもなりますしね。

 

 

「ウデムシどこで見られるの?」とグーグル先生に(手動で)尋ねてみたところ、

北海道の札幌円山動物園と、

旭川の旭山動物園ゲテモノ館みたいなところにいるとのこと。

 

あと、時々各地で催される「ヘンなムシ展」とか、

「キショい生物大集合」みたいなイベントには、だいたい展示されるようです。

 

 

思ったよりも展覧が少ないところを見ると、

ウデムシ人気は所詮マニアックで、大衆受けしないってことなんですかね。

 

ウデムシカフェがないわけです。

 

 

生のウデムシを見たいなら、

置いてあるペットショップに行くのが手っ取り早いようです。

 

お店なら飼育に必要なケースやヒーターもありますから、

すぐにウデムシを家族の一員にできるでしょう。

 

ウデムシ一匹込みで、1万円ほどの初期投資だと思います。

 

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ウデムシの飼育法と見れる場所~まとめ~

 

ややザックリとですが、ウデムシの飼育法を書いてきました。

 

生餌を与える以外は、本当にクワガタなどを飼うのと変わりませんから、

安価な昆虫飼育セットでも代用できますね。

 

 

超大型のウデムシは肢を伸ばすと40cmにもなり、

この大きさならネズミも襲うといいます。

 

こんな大物の飼育は上級マニアでないと難しいですが、

小さいものなら初心者でも飼えるでしょう。

 

 

決して多くはありませんが、

近くのウデムシを売っている店を探して、実際にこの奇虫と出会ってみてください。

 

圧倒的な存在感に一目惚れしちゃうかもですよ。

 

 

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