ティラノサウルスの最新学説が鱗に覆った!羽毛説はもう古い

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恐竜といえば、

誰もが思い浮かべるのがティラノサウルス。

 

T-Rex(王の意)とも呼ばれ、

迫力、知名度、メディア露出、

どれをとっても恐竜界の絶対王者。

 

あの堂々とした姿には、

畏怖の念すら覚えると言ってもいいですよね。

 

 

しかし、最近登場したティラノサウルス羽毛説。

 

ティラノサウルスの全身は、羽毛に覆われていた!?

 

 

身勝手ながら、とても許せない話です。

 

 

好きなアイドルがトイレに行くくらい許せない。

 

夢が壊れてしまう。

 

ティラノサウルスは、暴君的な大トカゲであってほしいという願いを、

羽毛説は粉々に打ち砕いてくれました。

 

 

羽毛説が正しいとは思いたくもありません。

 

この学説は信用できるのか?

 

ティラノサウルスの本当の姿を、

最新の研究を調べて、探ってみました。

 

1・ティラノサウルスの羽毛説と復元図
▶ 羽毛説はなぜ生まれた?

2・羽毛説はデマだった?
▶ 新説と羽毛はなかったといえる根拠

 

答えから先に言っちゃうと、

羽毛説はもう、既に旧説となっていましたよ。

 

羽毛説が出回った、経緯と背景。

 

それを覆した、

研究者が明かす、新たな説もご紹介していきます。

 

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ティラノサウルスの羽毛説と復元図

 

まず、ティラノサウルスのスペックを簡単に。

ティラノサウルス・レックス
体長13m、体重5t、牙の長さは最大18cm。
走る速度は50km/h。(諸説あり)

 

白亜紀の後期、

恐竜絶滅までの300万年の間は、

生態系のトップに君臨していました。

 

 

最強の肉食恐竜、恐竜の王者の名を欲しいままにしてきたことに、

異議を唱える人はいないでしょう。

 

スター揃いの恐竜界にあって、

人気と実力を併せ持つ、No,1でOnly1な存在です。

 

 

図鑑や映画で、その猛々しい姿を見て、虜になった人も多いと思います。

 

僕もその一人なのですが……

2010年以降になって、

ティラノサウルスに毛が生えていたという学説が流行します。

 

その復元図は、ネットでも拡散されました。

 

 

これはなんだ?

羽をむしられたニワトリか?

 

なにこのモフモフ。

こんなのT-Rexじゃねぇ!

 

 

これは、復元図を見た時の僕の感想ですが、

他の人たちも同様だったらしく、ネットは批判の嵐が吹き荒れます。

 

 

変だ!

 

弱そう!

 

一気に可愛くなってんじゃねーよ!

と非難轟々。

 

 

羽毛があるだけで、恐竜の王者が、出来損ないのヒヨコみたいになるんだもん。

 

 

でも、この復元図は、まったくの空想で出てきたわけでもありませんよ。

 

ティラノサウルスに羽毛があった根拠があるのです。

 

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羽毛説はなぜ生まれた?

 

恐竜は、化石から姿を類推するしかありません。

 

そのため、研究が進むにつれ、外見や生態が修正されることがよくあります。

 

 

ティラノサウルスも、

僕が子供の頃に知った時は、ゴジラのようにほぼ直立して描かれていました。

 

それが今は、前かがみになって、胴体を水平にしているのはご存知の通り。

 

新しい発見があれば、その姿勢も今後変えられるかもしれませんね。

 

 

化石だけで判断がつかないものに、皮膚があります。

 

恐竜の色は、現存の爬虫類を参考に着色しているに過ぎず、

実はカラフルだった可能性も否定できません。

 

 

だから、

縞柄のトリケラトプスとか、真っ赤な翼竜とか、水玉模様の首長竜とかもアリ。

 

そんなサイケデリックな恐竜も嫌だな……

 

 

同様に、恐竜に羽毛があったという意見も、実は昔から既にあったんです。

 

一部の恐竜は、鳥の祖先と考えられていて、

羽毛が確認されている恐竜化石も多いんですよ。

 

 

そんな羽毛恐竜のひとつに、

ユウティラヌスというのがいます。

 

2012年、モンゴルで発見されたユウティラヌスの化石はほぼ完璧で、

全身を覆う羽毛までが、はっきりと確認できました。

 

 

この発見が、ティラノサウルス羽毛説を巻き起こします。

 

 

それまでの羽毛恐竜といえば、1m程度の小型種だけだったのに、

ユウティラヌスは9mの大型種。

 

さらに、名前からも分かるようにティラノ系。

 

 

ユウティラヌスは、

ティラノサウルスより6000万年も古い時代の恐竜です。

 

当然、その系譜を受け継ぐ、

大型のティラノサウルスにも羽毛が……

と考えられたわけです。

 

 

親がフサフサなら子もフサフサみたいな理屈ですが、

なかなか抗えないのが血の定め。

 

僕も父親に似て、最近髪がちょっと……

ですし(涙)。

 

 

そうして書かれたのが、

モフモフしたティラノサウルスの復元図なのです。

 

 

しかし嬉しいことに、すぐ学者からも反論が出ました。

 

恐竜浪漫はネット民のワガママですが、

学者サイドからの反論は心強い。

 

羽毛説をブッた斬って貰おうじゃありませんか!

 

 

羽毛説はデマだった?

 

ティラノサウルス羽毛説は、

ネットに復元図が出回って拡散されました。

 

でもこれは、

羽毛説から想像して描かれただけの絵。

 

確定というよりは、

最初はこんな姿だったかもという、ネタ的なものだったのです。

 

 

サプライズを求めるのがネットの性分。

 

これが最新の研究で判明したティラノサウルスだ!

と確定的な見出しがつけられて、半ば事実として広まったのです。

 

フェイクとまではいえませんが、

想像図レベルのものが、事実と印象づけられてしまった。

 

 

たしかに、ティラノサウルスに羽毛は、

良くも悪くも人の好奇心をくすぐりますもんね。

 

メディアがいち早く、話題性をキャッチしたわけです。

 

 

しかし、学者は事実を提示し、羽毛説を否定します。

 

 

新説と羽毛はなかったといえる根拠

 

ちょっと驚きですよ。

 

まぁ、復元図ではあったんだけど、

あれだけ羽毛説が定着していたのに、実はですよ・・・

 

 

 

現時点で、

羽毛のあるティラノサウルスの化石は、

一つも見つかっていない!

 

 

全身が羽毛で覆われていたのなら、

その痕跡は見つけ易いはずなのにです。

 

それどころか、肌がウロコ状だったことが分かっています。

 

このことから、復元図のような姿は考えられません。

 

 

これに驚きを隠せないということは、

本当に、想像図が先走りし過ぎたことを否めない。

 

暫く何年かは、羽毛説が覆ったことすら、殆どの人が認識出来てないと思います。

 

それだけ、羽毛説と想像図はインパクトが強かったですね。

 

 

さらに、ティラノサウルスとユウティラヌスにも、相違点があります。

 

この2種は、同属といっても、そこまで近い種ではないのです。

 

 

どういうことか?

 

両者の生存していた時期が、6000万年も離れていたことを思い出して下さい。

 

 

ティラノサウルスは温帯・亜熱帯が生息地。

 

羽毛というコートが不必要な地域です。

 

対して、ユウティラヌスは寒冷地で暮らし、温度が低かった時代の恐竜。

 

氷河期のマンモスと、今のアフリカゾウみたいなものと考えればいいでしょう。

 

 

ティラノサウルスはアフリカゾウのように、毛を持つ必要がなかった。

 

最新の説では、ティラノサウルス羽毛説は否定されています。

 

祖先には、羽毛があった可能性が高いものの、

ティラノサウルスの時代には、温暖化で失われていたはずです。

 

 

仮に羽毛があったとしても、

孵化して間がない幼体時代だけか、

たてがみのように、一部に生えていたぐらいだろうとなっています。

 

こちらの動画で、さらに詳しく解説されてますよ。

 

 

どうやら、ティラノサウルスが毛むくじゃらというのは無いようですね。

 

恐竜ファンも一安心か。

 

 

ただし、古生物学の進歩によって、

今後、恐竜の姿は書き換えられることはあり得るでしょう。

 

夢やロマンは大事だけれど、

将来どんな真実が出てくるのかはちょっと楽しみです。

 

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ティラノサウルスの新説と旧羽毛説~まとめ~

 

ティラノサウルスに羽毛が生えていた。

 

この衝撃のニュースは、不確かな情報が独り歩きしただけという結果でしたね。

 

 

やはりティラノサウルス・レックスには、

モフモフは似合いませんよね。

 

映画なんかで襲われるシーンでも、モフモフだと緊張感がダダ下がりですよ。

 

 

でも、羽毛のある恐竜も普通にいて、

鳥類へと進化したのも事実。

 

モフモフの恐竜がいたことは確かです。

 

昔の恐竜図鑑に描かれていたみたいに、

ウロコ肌の巨大爬虫類だけが、

のし歩く時代ではなかったということは知っておいてください。

 

 

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