ホッキョククジラの寿命が解倍により判明!推定130歳

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ホッキョククジラは北極海にはいない、ということをご存じでしたか?

 

実はホッキョククジラがいるのは、北極海よりもう少し南。

ベーリング海やチュクチ海にいるクジラなんです!

 

しかし、ホッキョククジラ以外のクジラは、

もっと南の方にいるため、

ホッキョククジラという少し大げさな名前を付けられてしまったんですね。

 

 

さて、ホッキョククジラは他のクジラと同様、

季節によって海を移動する、回遊という行動をします。

 

しかし、他のクジラは赤道近くまで行くこともあるのに、

ホッキョククジラの回遊する範囲はとっても小さいのです。

 

 

ベーリング海付近に行かなければ見る機会のないホッキョククジラ。

まず気になるのは、どれくらい長生きなのか?

 

そして、なぜそんなに大きいのか?

 

クジラについて勉強しながら、その疑問を解決していきましょう!

 

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ホッキョククジラの寿命

 

ホッキョククジラの寿命を調べるのはとても難しい作業です。

 

なにしろ一度捕鯨して、しかも解剖する必要があるのです。

 

 

捕鯨について規制の厳しい今・・・

 

原住民の伝統としての捕鯨には、

規制が緩いアラスカでは、

今でもイヌイットが捕鯨を許されています。

 

それによって偶然解明されたのが、

ホッキョククジラの寿命です。

 

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ホッキョククジラの長生きエピソード

 

アラスカの北極海沿岸には、

イヌピアットという先住民族が住んでいます。

 

彼らもイヌイットと同様、伝統的に捕鯨をする民族です。

 

 

2007年5月、彼らイヌピアットは巨大なクジラを捕鯨し、

その体内から何かの破片を見つけました。

 

それはなんと、

100年以上前に製造された捕鯨用の銛の一部だったのだそうです。

 

 

100年以上前に捕鯨されかけ、生き延びたクジラがいた!

 

このクジラは、ホッキョククジラが含まれるセミクジラだったので、

おそらくホッキョククジラも100年以上、

130歳程度の寿命をもつと推定されることになりました。

 

 

クジラの長寿は有名ですが、まさか人間より長生きだとは……

 

クジラと人間が同じほ乳類だとしたら、

人間も200歳まで生きる人が出てくるかも知れませんね。

 

 

クジラと人間の共通点はたくさんあります。

 

例えば妊娠期間。

 

クジラも人間と同じく、

おなかの中で子供を10ヶ月程度育て、それから産み落とす生き物です。

 

しかしクジラは繁殖期間がとても短いことをご存じでしたか?

 

 

そこがまたしても人間と異なる部分ですね。

 

なんと1年、2年ごとに出産するサイクルを持っているのです!

 

 

海の生態系の頂点に立つクジラですが、

生まれたばかりの子供にとっては天敵だらけ。

 

肉食のクジラであるシャチに食べられてしまうことが多いのです。

 

ヒト同様、一度に出産できるのが1頭だけであるクジラが、

このように何度も出産できるようになったのにも理由があるんですね。

 

 

どうしてそんなに大きいのか?

 

今まで述べたように、クジラは人間よりも長生きする生き物です。

 

その長い寿命を可能にする一因。

 

それは巨大な体です。

 

 

まだ、体の大きさがなぜ寿命を長くするのかは解明されていませんが、

ある一説では、動物は心拍回数が決まっていて、

大きな心臓を持つ生き物の心拍数は、

遅いから長生きなのだ、と言われています。

 

 

大きな心臓を持つのは、大きな体の生き物ですよね。

 

では、クジラはどうしてそんなに大きくなれたのでしょうか?

 

 

質素な生活で大きな体!?

 

ホッキョククジラの属するヒゲクジラに注目してみます。

 

ヒゲクジラの食べている生き物の話をしましょう。

 

 

先ほど述べたように、クジラは海の世界で頂点に立つ生き物です。

 

そんなクジラですが、食べるものはとても質素なんですね。

 

食べているのはオキアミという、

小さな小さなエビです。

 

 

他には動物プランクトン。

 

ヒゲクジラの由来である口についたヒゲで海水を濾し、

その間を通ってきた小さな生き物を食べるのです。

 

最近では、

クジラがもう少し大きな魚も食べるとわかってきているようですが、

実際一番多く食べているのは、そういった小さな生き物たちなのです。

 

 

クジラの体が大きい本当の理由

 

さて、ここで栄養段階という言葉をご紹介します。

 

わかりやすいように陸上の生物で説明します。

 

 

植物が持っているエネルギーを100としましょう。

 

すると不思議なことに、

その植物を食べた草食動物は、

そのうちの80のエネルギーしか得られないのです。

 

この食べられる、食べる、という関係の中で、

エネルギーが少なくなっていくことを、

栄養段階と言います。

 

 

これはどのような食べる過程においても同じです。

 

さっきの話には続きがあります。

 

 

80のエネルギーしか貰えなかった草食動物を食べる、

肉食動物もいますよね。

 

その肉食動物には、わずか60しかエネルギーが残りません。

 

栄養段階が多くなればなるほど、

得られるエネルギーは小さくなるのです。

 

 

そういうわけで、

世界には植物の方が、草食動物より多く、草食動物の方が肉食動物より多い、

という状況ができているんです。

 

 

話を海の中に戻しましょう。

 

クジラが食べている動物プランクトン。

 

動物プランクトンは、食物連鎖最下位の植物プランクトンを食べています。

 

つまりクジラはほとんど栄養段階を経ていない。

 

最初のエネルギーから、

ほとんど同じままのエネルギーを得ていることになります。

 

だから体が大きいのです。

 

 

もうひとつご説明します。

 

クジラの仲間であるシャチのことです。

 

 

シャチは肉食で、

クジラの子だけでなく、アザラシや大型の魚を食べています。

 

あれ?

そういえばシャチはクジラよりずっと小さいですよね。

 

それは、シャチが食べる動物のもっているエネルギーが、小さいからなんですよ。

 

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ホッキョククジラの寿命は推定130歳~まとめ~

 

ホッキョククジラが長生きであること、

そして、その理由がわかっていただけたでしょうか?

 

海の王者であるクジラが質素な生活をしているなんて、

ちぐはぐで面白いですよね。

 

大きくなるためにお肉をいっぱい食べればいい、とは限らないんです。

 

 

新しい知識を身につけて、あたりを見渡せば……

ベジタリアンのあの人、やけに背が高く見えてきたりして。

 

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