ミツクリザメの聖地は日本だった!生態と水族館で見るには

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皆さんはミツクリザメ(ゴブリンシャーク)

をご存知でしょうか?

 

マイナーなサメですが、ダイオウグソクムシなんぞが人気となる深海ブームの昨今、

ドラクエやアビスリウムなどの人気ゲームにも登場するくらいなので、

聞いたことあるという人も少なくないでしょう。

 

 

僕がミツクリザメを知ったのはずいぶん前で、

その常識外れの姿で記憶には残っていたのですが、

その頃はほとんどなにもわかっていない状態でした。

 

 

最近はやっと研究も進み、いくらか生態も解明されているようです。

 

今回は奇妙なミツクリザメの謎に迫っていこうと思います。

 

1・ミツクリザメってどんなサメ?
▶ ロレンチーニの拡大
▶ 飛び出す口
2・日本は深海サメの聖地

 

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ミツクリザメってどんなサメ?

 

ネズミザメ科のミツクリザメは、深海に生息するアビスアニマル。

 

最大6mくらいにもなるそうですが、

水揚げされるのはほとんどが3m以下だそうです。

 

 

真っ先に目につくのは、へら状に突出した吻。

 

前方にビヨーンと伸ばした庇状の吻が、

気合いの入りすぎたリーゼントみたいな、

変てこ生物です。

 

 

そして、くちばしのような形の口。

 

普段この口は引っ込んでいるのですが、

水揚げされると圧の関係で出てきちゃうんです。

 

引っ込んでいるとミツクリザメも可愛げがあるのですが、

出ちゃうとすごい形相なのです。

 

 

わりと美形なのに、口を開けると残念な人っていますよね?

 

そんなものが深海から揚がってきたら、

屈強な漁師さんでもガクブルでしょう。

 

その顔があまりにも醜いので、

英語でゴブリン(悪魔)シャーク

と呼ばれています。

 

 

とにかく長い吻と、エイリアンみたいな口が、

インパクトあるミツクリザメ。

 

どうしてこんな面相になってしまったのでしょう?

 

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どうしてあんな姿になったか

 

ミツクリザメは怖い顔ですが、獰猛ではありません。

 

いや、むしろ弱っちいサメなのです。

 

 

血管が透けて見えるほどの柔肌、

速く泳げない貧弱なヒレ……。

 

他のサメにイメージされる「サメ肌の特攻野郎」とはかなりかけ離れています。

 

 

弱者は別の武器を持たねばなりません。

 

 

ロレンチーニの拡大

 

サメの頭部はロレンチーニ器官といい、

微弱な電流も感知できるようになっています。

 

獲物を見つけるためのセンサーですね。

 

大きければ大きいほど、捜索の範囲も広げられるわけです。

 

 

トンカチみたいな頭をしたシュモクザメは、

横に広げた結果なのですが、

ミツクリザメは前方に広げたために、

庇(ひさし)みたいになったようです。

 

見た目の悪さよりは実用的を選んだ格好ですね。

 

 

飛び出す口

 

さらに泳ぐのが遅いため、

口だけ前に飛ばしてしまおうという、

荒業まで編み出します。

 

サメ類はみんな顎を出せるのですが、

ミツクリザメはその距離が圧倒的に長い。

 

そのスピードは秒速3mで、

他のサメの2~7倍の射程距離らしい。

 

 

追いかけられている獲物からすれば、

いきなり間合いを詰められてパクリと食べられることになります。

 

僕の知る限り、一番憧れない飛び道具だ……。

 

 

こんな異質の能力を持ったミツクリザメは、

なぜか日本でよく捕獲されています。

 

 

日本は深海サメの聖地

 

ミツクリザメは世界中で見つかっているのですが、

捕獲されるほとんどは駿河湾~相模湾~東京湾。

 

水深300~1,200mに生息するというミツクリザメが、

時には30mくらいにまで上昇してきて、

ダイバーや釣り人の目に留まることもしばしば。

 

 

日本はミツクリザメの聖地なのかと思えるほどで、

ミツクリザメを1898年に初めて確認したのも、

研究がもっとも進んでいるのも我が日本です

 

どうして日本でだけ、これほど見られるのでしょうか?

 

 

東京湾から駿河湾にかけての海域が、

世界でも珍しい、都市部に近い深海であることが考えられます。

 

大都市圏の海が2,000mも深いなんて、

他では見られない自然条件なんだとか。

 

 

適度に汚水が流れ込む海のため、

深海にまで養分が達し、深海魚も棲みやすいってわけ。

 

メガマウスやラブカといった希少なサメも、これらの海域で見られるのです。

 

 

ただし、一般人が生きたミツクリザメを見るのはとても難しいでしょう。

 

捕獲されたものが水族館に展示されることはありますが、

数日で死んでしまうからです。

 

 

運よく、生きているうちのタイミングで、

水族館に行けるかどうかですね。

 

しながわ水族館や、東急油壷マリンパークなどでは、ミツクリザメのはく製が見られます。

 

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ミツクリザメの特徴~まとめ~

 

ミツクリザメ天国の日本が挑戦すべきなのは、

長期飼育になるでしょうか。

 

成功すれば、水族館でも普通に見られると思います。

 

個人的には悪魔は飼い慣らさずに、

深淵で謎の存在であり続けるってのも、悪くないと思っているんですが。

 

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