サソリモドキ(ビネガロン)の毒性は危険?本州にもいる理由

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あなたは日本でサソリを見たことがあるでしょうか?

 

飼育されているのではなく、野生のサソリですよ。

 

 

実は沖縄の八重山諸島だけに、

ヤエヤマサソリ(約3cm)とマダラサソリ(約5cm)という可愛いサソリがいます。

 

えっ?離島以外でサソリを見た?

 

それはおそらく今回の記事の主役サソリモドキです。

 

 

サソリとサソリモドキ?

 

日本には似て非なる、

「サソリ」と「なんちゃってサソリ」

の2種の生き物が生息しているのです。

 

 

つまり、これから出会うかもしれない生き物でもある。

 

本家のサソリが日本にいることもちょっと驚きですが、サソリモドキとはいったい……?

 

 

あなたが見た、

あるいはこれから出会うのはサソリ?

 

それともサソリモドキ?

 

この記事を読めば、答えがわかっちゃいますよ。

 

1・日本での生息地とサソリとの違い
▶ サソリモドキがいる地域
2・毒性は?
3・飼育

 

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日本での生息地とサソリとの違い

 

最初にサソリとサソリモドキの違いを勉強しましょう。

 

サソリは説明するまでもありませんが、

寸胴の胴体にハサミのある腕、先端が毒針の尻尾ですね。

 

ハサミの腕(触肢)以外の肢は8本で、あまり長くはありません。

(この特徴、大事ですよ)

 

 

サソリは姿がイメージしやすい生き物ですから、誰でも区別がつきます。

 

一方のサソリモドキも、寸胴の胴体にハサミのある腕、他に8本の肢、尻尾。

 

「同じや!」と言いたいでしょうが、よくよく見ればかなり違う。

 

 

触肢はサソリっぽいですが、胴体は少し横に太い。

 

そして、8本の歩行肢はサソリよりかなり長いのがポイント。

 

決定的なのはサソリモドキの尻尾はムチのように細く、

サソリのように立派ではありません。

 

 

ムチサソリとも呼ばれ、

英語で「ウィップ・スコーピオン」というのもこのためです。

 

ちなみに、この尾をムチとして使うことはないみたい。

 

 

よく似てはいるけれど、

サソリモドキはずっとクモに近く、ウデムシ

(サソリモドキ、ヒヨケムシとともに世界三大奇虫のひとつ)

の特徴が強いといえます。

 

むしろ、サソリが有名過ぎて、

サソリみたいという理由でサソリモドキと呼ばれていますが、かなり違う生き物なのです。

 

 

で有名なサソリがいたら誰でもパニックになりますし、

よくよく観察して「なぁんだ、サソリモドキか」と確認する余裕はないかもしれません。

 

でも、石垣島や西表島でない限り、

サソリっぽい奴はほぼサソリモドキと思っていいでしょう。

 

どうやらサソリモドキは、思ったよりも日本の広い範囲で見られるようなのです。

 

 

サソリモドキがいる地域

 

世界三大奇虫のうち、

唯一日本にもいるサソリモドキ。

 

ヨーロッパとオーストラリアを除く、

熱帯・亜熱帯地方にいるのですが、

日本では沖縄~八重山のタイワンサソリモドキと、

九州南部~奄美のアマミサソリモドキの2種が見られます。

 

九州南部といっても薩摩半島と熊本の天草くらいの範囲なので、

まず見ることはありません。

 

 

ところが!

 

アマミサソリモドキはすでに八丈島などでも見られ、

他にもずっと北の福岡、高知、神戸などでも繁殖が確認されているのです!

 

これらは南国の観葉植物と一緒に移入したり、

ペットが逃げたり、人が持ち込んだらしい。

 

 

でも、サソリモドキが生息地の北でも生きてゆけることは証明されました。

 

僕の感覚では西日本、東海、南関東辺りなら、

どこにいても不思議はないと思います。

 

東京や大阪や名古屋のような大都市圏で、

サソリモドキが発見されるのは時間の問題じゃないでしょうか。

 

 

でも、サソリみたいな危ないムシが生息範囲を広げるなんて大問題です。

 

子供がうっかり触って、

病院に運ばれるなんて不安です。

 

 

サソリモドキは毒がないのでしょうか?

 

気になりますよね。

 

 

毒性は?

 

結論から言うと、サソリモドキには毒がありません。

 

基本的には平和な、気持ち悪いだけの生き物です。

 

 

「それなら心配はないかな」といいたいですが、それは早計というもの。

 

いくら平和なムシとはいえ、防衛を怠ってはいけないのです。

 

 

サソリモドキを捕まえようとすると、抵抗して咬むことがあります。

 

けっこう痛いのだそうです。

 

 

まあ、それはまだ被害が小さいといえます。

 

注意するべきは、サソリモドキが噴霧する液体。

 

 

屁っぴり虫のようにお尻から噴射するミストは、

酢の成分が85%という酸性で、目などに入ったら危険極まるのです。

 

ミカンむいていたりすると、飛んだ汁が目に入って「いてて」ってなることありますよね?

 

それのスゴいのだと思えばいい。(多分)

 

 

と言うか、下の動画を見て貰えれば一目瞭然だ。

 

この人凄すぎる!

 

でも、良い子は真似しちゃダメ。

 

 

ウワァーー!!って言ってる・・・

僕だったら、

生きるか死ぬかの瀬戸際まで追い込まれないと、絶対に食べない!!(言い切れる!)

 

 

動画を見て頂いたのならお分かりでしょう。

 

皮膚につくだけでも炎症を起こすことがあるので、扱いは気をつけるべきです。

 

この習性からサソリモドキは、

「ビネガロン/Vinegaroon」とも呼ばれています。

 

 

ビネガー怪獣みたいな意味なのかな?

 

僕がこの奇虫を初めて知ったときは、ビネガロンと紹介されていたので、

個人的にはサソリモドキよりもビネガロンのほうが取っつきやすい名称ですね。

 

といっても、サソリモドキは好戦的ではありませんし、

日本のものはそれほど大きくないので、必要以上に怯えることはないでしょう。

 

 

サソリモドキはどちらかといえば、人間とは離れて、関わりを避けているムシです。

 

ゴキブリやシロアリを食べる益虫ですが、特に感謝されることもなく、存在感は薄い。

 

でも、世界三大奇虫に選出されたことでスポットが当たり、

人間のほうが最近はペットにしたり、ご執心になってきました。

 

 

飼育

 

サソリモドキは陽当たりが悪い場所の、石や倒木を持ち上げると隠れていることがあります。

 

ペット用に販売もされていて、

値段はタイワンサソリモドキなら1,000円~、

アメリカ産の大きなジャイアントサソリモドキで5,000円というところです。

 

飼育ケースに床材を敷き、

温度25℃、湿度80%のジメジメした環境を作ってあげれば飼えるでしょう。

 

 

生餌でコオロギなどを与えるのですが、

かなりの大食漢だそうで、空腹になるとすぐに共食いまでしちゃうようです。

 

一日に生餌2、3匹は欠かせません。

 

週に2、3匹でじゅうぶんなウデムシとはえらい違いです。

 

 

とはいえ、与えすぎても調子が悪くなることもあり、

凶暴そうに見えて意外とデリケートという面倒臭いペットだったりします。

 

寿命は5~8年もあるので、最後まで責任を持つ覚悟で飼育してください。

 

 

前述したように、サソリモドキはどこででも繁殖できる可能性があります。

 

捨てサソリモドキが増えて、

地元の人を「うわっサソリだ!」と驚かせないようにお願いします。

 

 

サソリモドキは本州にもいる~まとめ~

 

サソリのようなサソリモドキは無毒ですが、咬んだり、強力なビネガーを噴射します。

 

おそらく、まだ繁殖が確認されていない場所にも進出している可能性大ですから、

注意するに越したことはありません。

 

 

特に人と物の出入りが多い都市部は、

サソリモドキが持ち込まれやすいと思います。

 

もし出会ったとしても、うっかり触らないほうがいいでしょうね。

 

誰かのペットが逃げた、本物のサソリということもありますし。(こっちのほうが危ない)

 

 

まあ、この記事を読んだ方は、

サソリとサソリモドキを見分けられるはずですので、

見つけても慌てずに対処できると思いますよ~。

 

 

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