サーベルタイガーの強さや大きさ!絶滅理由は牙と環境の変化

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子供の頃、怪獣などの絵を描く場合、僕はいつもその牙を大きく描いたものでした。

 

だって、そのほうが強そうだから。

 

今回紹介するサーベルタイガーも、強かったに違いありません。

 

 

図鑑の絵ではマンモスを襲っているのがお決まりの、

あのやたら長く太い犬歯を持った、

大型ネコ科の絶滅種ですよ。

 

もう、牙にしか目がいかないってくらいの、

個性的な猛獣です。

 

 

キャラ立ちしているおかげで、古代の生物としてはメジャーなサーベルタイガーですが、

実はよく分からない。

 

牙だって大きけりゃ良いってもんでもないですよね?

 

絶対、持て余していたという気がする。

 

 

そもそも、あんなアホみたいな牙の動物がいたことさえ嘘くさい。

 

そんなサーベルタイガーの疑問を解決していきますよ!

 

1・サーベルタイガーって本当にいたの?スミロドンとの違いは
▶ スミロドンとは?
2・強そうだけど本当に強かった?牙は役に立っていた?
3・トラとライオンと比較!強さと大きさ

4・絶滅理由

 

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サーベルタイガーって本当にいたの?スミロドンとの違いは

 

いきなりで申し訳ありませんが、

サーベルタイガーという動物はいません

 

でも、空想の動物ってわけでもないので大丈夫。

 

 

今から約1.500万年ほど前に、

マカイロドゥスという動物が出現しました。

 

ドラゴンクエストに出てくる、

キラーパンサーみたいな動物と言えば分かりやすいでしょうか。

 

顎の下まで伸びる犬歯を持ち、体長も2.5mありました。

 

 

ここから、長牙の大型ネコ族は、いくつもの種類に別れて広まってゆきます。

 

それらを総称して「サーベルタイガー」と呼んでいるに過ぎません。

 

イワシやサバをまとめて「青魚」というみたいに、

牙のデカいネコはまとめて「サーベルタイガー」と呼ばれるわけ。

 

 

犬歯の長さはどれも20cm前後。

 

僕は、地面に届くような牙のイメージだったんですが、そこまで大きくはなかったらしい。

 

 

サーベルタイガーは特定の種の名前ではないんですね。

 

サーベルタイガーの種で、割りと知られているのはスミロドンではないでしょうか。

 

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スミロドンとは?

 

スミロドン250万年前~1万年前に、

アメリカ大陸に生息していた、

サーベルタイガーの一種です。

 

サーベルタイガーとしては最後期に出てきて、

人間とも共存していたことから、

サーベルタイガーといえば、このスミロドンを指すと言ってもいい代表的な属になります。

 

多分、

皆さんが書物などで目にするサーベルタイガーはスミロドンのことです。

 

 

つまり、

「サーベルタイガーと呼ばれる動物で、一番有名なスミロドン」

が正しい言い方。

 

スミロドン属の中に、また種類がある。

 

なんだかややこしいですが、サーベルタイガーが、

イコール・スミロドンでないことは覚えておきましょう。

 

 

ということで、

この後の話に出てくるサーベルタイガーは、

スミロドンと考えてくれて構いません。

 

スミロドンにも、24cmにもなる凄い犬歯があります。

 

僕の腕には、昔飼い猫が喧嘩している所に手を出して、

思い切り咬まれた時の犬歯の跡が、まだうっすらと残っているのですが、

サーベルタイガーじゃなくて幸運でした。

 

 

ところが、この牙には学者も意見が別れているようで。

 

 

強そうだけど本当に強かった?牙は役に立っていた?

 

立派な牙のサーベルタイガーは、見るからに獰猛な捕食者ですよね。

 

肉でも骨でもバリバリ食ってそうです。

 

 

しかし、調べてみると、この牙は特別強いものではないらしい。

 

顎の力も弱く、走力もなかったのだとか。

 

 

こうした調査結果から、学者の中には、

「死肉を貪って内臓などを食べていた」

という意見もあるようです。

 

怪我が治っている化石があることから、

動けない個体を助ける仲間がいた、群れであった可能性が高く、

思ったよりも社会性の高いハイエナのような食性だったのかもしれません。

 

 

それでも、傷のあるスミロドンの牙や、

サーベルタイガーに襲われたと思われる人間の骨が見つかっているので、

やはり牙は攻撃用だったと思われます。

 

サーベルタイガーの牙は、根元は太く、先に向かって薄く、

ナイフのようになっています。

 

 

これは咬みつくというよりも、切ることに向いた形。

 

そこから、サーベルタイガーは獲物の首筋などに咬みつき、

出血して動けなくなった所を食べていたと考えられます。

 

たしかに、あんな牙を突きさして獲物に暴れられたら、ポキンといっちゃいそうかな。

 

 

なんだかんだ言っても、サーベルタイガーが当時の最強肉食獣として、

脅威だったことは間違いないようです。

 

だとすれば、現代のトラやライオンと良い勝負ができるのではないか?

 

調べてみました。

 

 

トラとライオンと比較!強さと大きさ

 

今の肉食獣の横綱はトラとライオン。

 

まあ、ワニとかサメも負けてはいないでしょうが、

サーベルタイガーとは土俵が違うので、ここでは無視させてください。

 

 

まず、大きさを比べると――

 

トラは種類にもよりますが、

大きいものは体長3m~4m近くになる最大の大型ネコ。

 

ライオンは、トラに次ぐ大きさのネコ科動物で、最大2.5m

 

 

サーベルタイガーは、

スミロドンが2m強で、マカイロドゥスが2.5mほど。

 

大きさではトラに分がありそうですが、

ライオンとサーベルタイガーは群れで狩りをするので、

戦略性では単独行動のトラに勝るでしょう。

 

 

僕が想像するに、1対1ならトラが一番強い。

 

狩りの効率は、

ライオン>サーベルタイガー>トラ

かな。

 

 

それにウィキペディアによるとですね。

 

マカイドゥロス亜科(サーベルタイガー)

ホモテリウムスミロドンは、

結構最後の方(1万年前)まで生き残っていたみたいで、

その頃には、

今の時代にいるジャガーとライオンはもう存在していたようです。

 

 

ライオンは1万年前、人間の次に繫栄していたと言われています。

 

今はその殆どがアフリカに生息していますが、

1万年前は、ユーラシア大陸とアメリカ大陸にもいたとされていますね。

 

 

当時は、

ベーリング海峡が陸続き(ベーリング地峡)になっていたから、

海に隔てられることもなく、あらゆる動物が陸続きに進出したんだそう。

 

ライオンもサーベルタイガーもね。

 

つまり、サーベルタイガーとライオンは対決していたかどうかは分からないけど、

共存していた時代はあったということです。

 

 

ということで・・

 

時代を超えた、異種格闘戦を想像するのは楽しいですが、

サーベルタイガーの時代は巨大哺乳類の時代。

 

そうした獲物に合わせて進化し、ヒエラルキーの頂点に立ったという点で、

サーベルタイガーが最強ということもできます。

 

 

しかし時代に合わせた者は、

どうしてもその時代の終わりと、運命を共にすることになるのです。

 

 

絶滅理由

 

サーベルタイガーの絶滅理由は、気候変動であるというのが有力。

 

サーベルタイガー自身もそうですけれど、

食料としていた草食動物も気候が変われば衰退します。

 

 

氷河期になると、豊富な植物に頼っていた大型の草食動物に食糧難が起こる。

 

サーベルタイガーも獲物減少の煽りをくらう。

 

その時代を謳歌した植物、草食動物、肉食動物がドミノ倒しに滅ぶという、

動物史によくあるパターンです。

 

 

サーベルタイガーは日本語で『剣歯虎』

と言い、大型動物を狩るために犬歯を大きく、

剣状にしたような動物です。

 

その大型動物が減り、小動物を狩ろうとしても、

「こんなデカい牙でネズミは獲れんぞ」

でしょう。

 

マグロ解体用の大包丁で、イワシは捌けないのと同じです。

 

 

こうして牙を特化したことにより、時代の変化に対応出来なかった、

オールドファッションのサーベルタイガーは、

絶滅するより道がなかったんだと思います。

 

サーベルタイガーは、大型哺乳類時代でしか生きられなった、

ラストサムライと言えるのかも知れません

 

新しい環境に馴染めず、長牙という矜持を化石に残して消えてしまったのです。

 

 

僕がサーベルタイガーに抱く、

悲しくも美しい印象は、そんなことが理由かな~と思っています。

 

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サーベルタイガーの強さと絶滅理由~まとめ~

 

サーベルタイガー属が繁栄したのは、1.500万年くらいの間です。

 

その間、鋭い犬歯と集団狩猟で、食物連鎖の頂点に君臨し、

大型動物が滅ぶと同時に居場所を失いました。

 

彼らの時代がもう少し長ければ、

共存していた人間の発展ももっと遅かったかもしれないですね。

 

 

中央アフリカで目撃される『ヴァッソコ』という未確認生物が、

「容姿からサーベルタイガーの生き残りでは?」

と言われますが、実在の方はなんとも言えません。

 

現存の動物では、ウンピョウがサーベルタイガーになんとか近い気がします。

 

生き残っていてほしいですが、咬まれるのは勘弁してもらおう。

 

 

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