フェレットのエサのおすすめ情報！食べない時と代用品の基本

にょろっと長い胴体に、みじか～い足。

独特のフォルムを持つ、エキゾチックアニマルの代表格フェレット。

天真爛漫で好奇心旺盛な姿は、

見ているだけで楽しい気持ちになりますよね。

そんな愛らしいフェレットですが、

残念なことに、平均寿命が６年と犬や猫に比べて短く、

病気にもなりやすいという一面も持っています。

健康であるためには、飼育環境やストレスフリーな生活などが欠かせませんが、

中でも、毎日食べるエサは健康に大きく影響します。

あなたの大切なフェレットが元気に長生きするためには、

どんなエサを与えてあげればよいのでしょうか？

この記事ではフェレットの食について紹介したいと思います。

健康管理はエサ選びから

フェレットを連れて外にでると、

小さなお子さんに「大きなネズミさん」なんて言われて、

フェレットの口元に葉っぱを差し出されることがあります。

ほのぼのする光景ですが、

残念ながらフェレットが、その葉っぱを食べることはありません。

フェレットは完全肉食動物。

葉っぱも食べなければ、ヒマワリの種も食べません。

肉食のメカニズムを持つフェレットの消化管は短く、

野菜や果物などは食べても、栄養として吸収できないのです。

では一体何を食べるのでしょうか？

野生のイタチは、げっ歯類などの小動物を捕食しています。

ですので、理想を言えば、

小動物を与えてあげるのがよいのですが、現実的には難しいですよね。

そこでお勧めするのが、

大型のペットショップや、インターネットショップで購入できる、

フェレット専用のペットフードです。

様々なタイプのフェレットフードがありますが、

毎日の食事にはドライフードをおすすめします。

硬いドライフードは、歯についた歯垢を落とす効果があり、

フェレットが、歯周病になってしまう確率を下げることができるからです。

きちんと密封容器にしまっておけば、長期保存もできるので、

日々使うエサにはぴったりですよ。

フードを選ぶときは、

繊維質が少なく、動物性たんぱく質の高いものを与えてあげましょう。

理想としては、

動物性たんぱく質が３０～３５％、

脂質１５～２０％の繊維質が少ないものです。

フードを購入するときは、

パッケージに表記されている成分をチェックしてくださいね。

成分を確認した後は、原材料名も確認してみましょう。

原材料名は、使用されている量の多い順に表記されています。

一番最初に穀物が書かれているとしたら、

動物性たんぱく質よりも、植物性たんぱく質が多いということになりますよね。

このようなフードは、

フェレットの消化に負担がかかるので、避けたほうがよいでしょう。

質のいいフードを主食にすれば、

病気になりにくくなり、健康な暮らしに繋がります。

しっかりと選んであげてくださいね。

犬や猫などは、基本一種類のフードを与えるかと思います。

中には、日替わりで味を変えてあげる飼い主さんもいらっしゃいますが、

フェレットは日替わりではなく、

常日頃から数種類のフードを混ぜたものを与えた方がいいのです。

それはなぜでしょう？

複数のフードを与える

フェレットはデリケートな動物で、

同じフードでも、ロット番号が変わると、

微妙な味の違いを感じ取り、食べなくなることもあります。

また、海外のフェレットフードは、

突如生産中止になり、入手できなくなることもあるので、

普段からメインフードの他に、

２種類ほどサブフードを混ぜて与えておくといいでしょう。

おすすめは、１種類は国産のものを入れておくことです。

国産のモノなら、

比較的普通のペットショップでも置いてあることが多いので、

「フードを買い忘れた！」なんて時に助かります。

ということで、エサのメインとなるドライフードのお話はここまで。

次に、いくつかご紹介しておきますね。

オススメが多すぎて、迷うのもよくないも思うので2つです。

フェレットにも個体差があるので、絶対のフードというものはないでしょう。

なので、検討するなら、まずはこれだろうというのを２つご紹介しておきます。

検討する理由も添えて。

シェパード＆グリーン フェレットフード アダルト

・Amazonペット用品部門７００位

（フェレットフードでは最高位）

・現在レビュー１４件で★★★☆☆

このフードのオススメ理由ですが、なんてったって１番売れているから！

他のフェレットフードのレビューにも、

このフードの話が良く出てくるんですよね。

比較対象として。

まあ、１番売れているフードですから、比較対象になるのは必然ですかね。

他のフードとの違い、特徴としてはフェレットが好む味だそうです。

他の商品のレビューでも、このフードの方が食いつきは良いというのをよく見かけますよ。

それでは次です。

2つ目ですね。

イースター フェレットセレクション パフォーマンス

・Amazonペット用品部門１９２５位

・現在レビュー７１件で★★★★☆

（正確には★4.5）

こちらのオススメ理由は、

まずなんと言っても、レビューが７１件がもあるのに評価が高いという所ですね。

どんな情報よりも、購入者の生の声って重要だと思いますよ。

レビューが７１件もあっての評価ですから、

統計が取れていて、正確な評価をされているとみて良いんじゃないでしょうか。

それと、７１件のレビューの中でよく見かけましたんですが、

病院に行くと、獣医師さんが、このフードをよくオススメしてくるみたい。

当然、全ての獣医師さんがオススメしている訳ではないんだろうけど、

レビューでよく見かけたということは、

オススメしてくる獣医師さんが多いのかも知れないですね。

せっかく、レビューが７１件もあるのですから、

是非ご自身の目で、そのレビューを見てみて下さい。

以上です。

２つご紹介させて頂きました。

それでは次にいきましょう。

次は、おやつのお話です。

フェレットのですよ。

フェレットの毎日のエサは、ドライフードだけで大丈夫ですが、

可愛い大事なフェレットですもの！

たまには、

いつもと違う特別おいしいものをあげたくなりますよね。

美味しくて、

なおかつ、フェレットに安心して与えられる、

おやつはなんでしょうか？

フェレットのおやつ

フェレットの専用フードには、

フェレットに必要な栄養がバランスよく入っているので、

おやつは特に必要ありません。

しかし、フェレットとの絆作りや、躾のご褒美ために、

少量与えることは、とても良いことだと思います。

美味しい食べ物って貰って嬉しいですし、食べてるときも幸せになりますよね？

フェレットも一緒です。

上手におやつを与えれば、より一層フェレットと仲良くなれますよ！

与えるおやつは、

ゆで卵の黄身、茹でた鶏ササミやレバー、

ペットショップ等で売られている、フェレット用のおやつがおすすめです。

フェレット専用のバイトと呼ばれる、

チューブ型の栄養補助剤を与えるのもいいと思います。

バイトの味に慣れさせておけば、

フィラリアの予防薬など、投薬が必要な時、

薬を混ぜて与えられるので便利です。

おいしそうに食べる姿を見たり、

おねだりされると、ついついあげたくなるものですが、

肥満の原因にもなるので、

与えすぎには注意しましょう。

「フェレットが食べたそうにしてるから…」

「自分が食べたらおいしかったから、フェレットにもおすそ分け」

なんていう風に、

何でもかんでも。フェレットに食べ物を与えるのは絶対にやめましょう！

人間が食べても問題ないものでも、

フェレットにとっては、中毒を起こしてしまうものもあり、

大変危険です。

では具体的には、どんな食べ物が危険なのでしょう？

与えてはいけない危険な食べ物

私たちの日常にありふれている食べ物が、

フェレットにとっては、命を落としかねない猛毒へと変わります。

特に、中毒症状を起こす食べ物は、

少量でもフェレットの命を奪いかねません。

フェレットの口に入ることのないよう、

普段の保管方法にも、安全対策をお願いします。

それでは、いくつかご紹介しますね。

●　じゃがいも

中毒成分（ソラニン）が含まれています。

じゃがいもの緑色の部分に含まれており、

人間が口にしても、腎不全などの症状が起こる恐ろしい成分。

●　玉ねぎ、葱など

赤血球破壊成分（アリルプロピルジスルフィド）が含まれています。

舐めただけでも危険。

赤血球のヘモグロビンが使えない状態になり、

酸素不足になり、最悪死に至ります。

玉ねぎは、スープなど調理品に入っている事もあるので、

気を付けてください。

●　チョコレート

中毒成分（カフェイン、テオブロミン）が含まれています。

致死量はチョコレート20～30ｇ程。

ほんのひとかけらでも命にかかわります。

●　アボカド

嘔吐や下痢などの症状を引き起こします。

量によっては、命が危ぶまれますので与えないよう注意してください。

●　ぶどう類・レーズン

大量に食べると、腎臓障害が起こり、最悪死亡します。

●　アーモンド・ピーナッツ等豆類

嘔吐、震えなどの中毒症状がでるほか、

腸に詰まることもあるので与えないように。

●　人間の飲食物

調理した食べものや、

お菓子、ジュース、アルコールなど、

人間用の飲食物は、フェレットにとっては危険です。

●　牛乳・乳製品

大人のフェレットは、牛乳に含まれる乳糖を分解することが出きません。

子フェレットにミルクを与えるときも、

牛乳ではなく、ペット用ミルクを与えてください。

●　大量の野菜や果物

野菜や果物が好きなフェレットも中にはいますが、

フェレットは、繊維質を上手に消化できません。

どうしても与えたい場合は、

ほんの少し与える程度にしましょう。

どうですか？

こうしてみると、

フェレットにとって危険な食べ物って結構多いですよね。

しっかりと危険な食べ物を覚え、

大切なフェレットを守ってあげてください。

次は、フェレットのエサの代用品についてご紹介したいと思います。

フェレットのエサを買わなければいけなかったのに、

つい仕事や家事に気を取られ買い忘れてしまった！

ってこと結構あります。

また、被災しフェレットフードの入手が困難ということも起こりえます。

そんな緊急時、

フェレットのエサの代わりになるものを知っておけば、

慌てることなく対処できます。

フェレットのエサの代用品

一番簡単に手に入る、フェレットのエサの代用品は、

キャットフードです。

キャットフードとフェレットフードでは栄養価が違いますが、

代用品としてなら使用可能です。

猫のエサにもいろいろ種類がありますが、出来れば、

たんぱく質35％以上の子猫用のエサがおすすめです。

ただ、普段食べ慣れていないエサだと、食べない可能性もあります。

その場合は、食べやすいようにぬるま湯でふやかし、

すりつぶしてから与えるなど、工夫してみてください。

他には、茹でた鶏肉のささみや、ゆで卵の黄身でも代用がききます。

あくまでも代用品ですので、

長期にわたって与え続けるのはやめましょう。

フェレットの健康に悪影響を及ぼします。

なるべく早く、いつものフードを手に入れてあげてくださいね。

普段のエサから代用品のエサまで、

さまざまな食べ物についてお伝えしてきました。

次は、食事の与え方を紹介したいと思います。

エサの与え方ひとつでも、フェレットの健康状況に影響がでてきます。

フェレットにはどれくらいの食事量を与えればよいのでしょうか？

与える食事量や、回数について詳しくお伝えしたいと思います。

食事の与え方

消化管の短いフェレットは、

５～１０回も食事をとります。

犬などと違い、食べすぎてしまうことはないので、

食事の時間を決めず、いつでも好きなだけ食べれるように、

常にエサを入れておきましょう。

しかし、１日分のエサをまとめて入れておくのはダメです。

フードが痛んでしまい、下痢などを起こしてしまうので、

一日に２～３度、エサ皿に残っている古いエサを捨てて、

皿を洗い、新しいエサをいれてあげてくださいね。

水の与え方

ドライフード中心の食事をとるフェレットは、

一日に何度も水を飲みます。

水は決して切らすことなく、

いつでも、好きなだけ飲めるようにしておきましょう。

給水ボトルで与えるのがベストですが、

どうしてもボトルから飲んでくれない場合は、

お皿で与えてください。

ボトルで与える場合は、最低でも一日に一度、

皿で与える場合は、フードやゴミが入りやすく、すぐ汚れてしまうので、

気が付いた時に、こまめに何度も取り替えるようにしてください。

フェレットに与える水は、水道水で十分です。

匂いやカルキが気になる場合は、

一度煮沸させ、完全に冷ました水を与えましょう。

浄水器を使用するのもおすすめです。

毎日フェレットが、

どのくらいエサや水を摂取したかを確認することも大切です。

エサや水の摂取量が減っていたり、

全く食べない時は、フェレットの体に何か異変が起きているのかもしれません。

エサを食べないのはなぜ？

フェレットがエサを食べないのは、様々な理由が考えられます。

●　フードが変わった

フードの選び方の項目でも書きましたが、

フェレットは繊細で、フードが変わると食べなくなることがあります。

食べなくなってしまった場合は、

元のフードに戻すか、他に食べてくれるフードを探す必要があります。

普段から数種類のフードを混ぜておけば、

こういうった状況を避けることができますよ。

●　環境が変わった等からくるストレス

ストレスなどの一時的なものが原因である場合は、

カリカリを水でふやかしたもの（40度くらいに温めてあげるとさらに良い）や、

ゴートミルク、犬猫用高栄養パウダー、ウェットタイプのエサを試してみてください。

少量でしたら、バイトを与えてあげるのもいいと思います。

普段とは違う、美味しいものを食べることによって、

食欲が復活する場合もあります。

●　おやつの与えすぎ

おやつを与えすぎていると、

当然のことながら、フードを食べる量が減ってしまいます。

おやつの量を減らし、

運動量を増やすなどして様子をみてみましょう。

それらのことを試してみても食欲が戻らないときは、

病気の疑いがあります。

なるべく早めに病院にいきましょう。

食欲がない上に、下痢や嘔吐などの症状が出ている場合は、

内臓疾患や誤飲誤食が考えられます。

すぐに病院に連れて行ってください！

フェレットのような小動物は、

体が小さいだけに、

早めに対処しないと、手遅れになる場合もあります。

フェレットが元気に暮らしていけるかどうかは、全てあなたの判断次第です。

幸せなフェレットにするために～まとめ～

ペットであるフェレットは、

あなたが選んだフードを食べるほかはありません。

大切なフェレットが毎日食べるエサだから、

しっかりと安心できるものを選んであげましょう。

適度な運動に適切な食事、

そして何よりも、飼い主である貴方の愛情によって、

フェレットは幸せな生活を送れます。

フェレットが幸せに長生きできるように、いっぱい愛情を注いであげてくださいね。