歴史には転換期となる時代があるものです。
その前後で、世界が変わってしまうような、
エポックメイキングとなる分岐点ですね。
ローマ帝国、ルネッサンス、産業革命……
日本なら明治維新でしょうか。
そして生物の進化史でいうなら、
それはカンブリア爆発になります。
それまでノホホーンと、
ろくに進化もしないでいた僕たちの原始の祖先が、いきなり爆発的に多様化したのです。
カンブリア爆発がなかったら、現在の地球は、
まだ微生物かイソギンチャク程度の、
下等生物しかいないような世界だったかもしれません。
ターニングポイントの極みといえます。
生物界に突然起こったカンブリア爆発とは、なにが原因だったのでしょう?
ダーウィンの進化論では説明がつかない、
この急激すぎる謎とはいったい?
わからないことだらけのカンブリア爆発を、検証してみましょう。