「シベリアのユニコーン」。
そんなロマンチックな異名を与えられたのが、
『エラスモテリウム』。
ユニコーンはご存知ですよね?
一本の角がある駿馬といった幻獣。
エラスモテリウムはそのモデルとされる、古代のサイです。
「馬じゃなくサイかよ!」
「ユニコーンが寒いシベリアにいるの想像つかないな~」
ユニコーンは、
お花畑できれいなお姉さんと一緒にいるイメージなんですが……。
だいいち、サイの角って鼻のところですよね。
ユニコーンは額に角なのに。
重戦車みたいなサイと、颯爽と走る馬も重なりません。
ツッコミたい部分も多々ある。
このエラスモテリウム、僕らが知るサイとはちょっと違います。
なんというか、
イメージのつかみにくい、変なサイなのです。
「ユニコーンのモデル」
なんて言われるサイですからね。
風変わりなサイなのは間違いない。
とにかく、エラスモテリウムは謎めいている。
現在のサイと比較しながら、
ユニコーンとの関係を深~く検討してみましょう。