昔から人間は、戦争に動物を利用してきました。
武将が乗ったり、戦車を引かせる馬。
爆弾を装着され、敵陣で自爆させられる動物や鳥。
現在なら生物兵器に使われる菌類も、そのうちに入るでしょうか。
「人の身勝手な戦いに駆り出され、犠牲になったかわいそうな動物たち」
そんな印象が強いんじゃありませんか?
第二次大戦中、ポーランドの軍に一頭の熊がいました。
「ヴォイテク:Voytek」
と名付けられたシリアヒグマです。
彼もまた参戦させられた動物。
どれほど悲しい生涯だったのか……。
……と思ったら、
ヴォイテクの話はとってもほのぼの系。
戦時の微笑ましい逸話として語り継がれているのです。
でも晩年には悲しいことも……。
ヴォイテクの歩んだ数奇な人生(熊生?)を紹介しますよ!