ボノボとチンパンジーの違い!人間との距離は同じだった

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人類に最も近いのはチンパンジー?

 

そんな認識だとしたら、ちょっと時代遅れかもですよ。

 

今や、ボノボという猿が、人類に最も近いとされてるようです。

 

 

チンパンジーと見た目がそっくりなのも気になる所ですね。

 

実は、

チンパンジーもボノボも同じチンパンジー属。

 

つまり仲間。

 

 

チンパンジーには、実は普段見慣れたものの他にもう1種類あるのですが、

それがボノボなんです。

 

外見はそのままに、少し小さく華奢にした感じなので、

ピグミーチンパンジーとも呼ばれます。

 

 

住んでいるのはどちらもアフリカの森。

 

ですがボノボは、

赤道付近を流れるコンゴ川の中州のような一帯に、

チンパンジーとは川の水で、完全に隔てられた状態で住んでます。

 

 

ただし、このボノボ。

単なる小型チンパンジーではなく、性格がかなり違います。

 

そして現在、この性格の違いが人類史の謎の解明に一役買っています。

 

「人間とは何か?」という疑問の答えを知るためには、

DNAが98%まで同じだというボノボとチンパンジーの存在が不可欠だと、皆考えているのです。

 

 

ボノボとチンパンジー、そして人類。

 

どんな関係なんでしょうね?

 

解明していきましょう。

 

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ボノボとチンパンジーはどうして人類にならなっかったのか?

 

少し時代が遡りますが、

パン属(チンパンジーとボノボ)とヒト属とは、

約700万年前に分岐したといわれています。

 

それまでは同じ仲間、同じ種類の生き物でした。

 

 

仮にこの生き物をホミニニと呼びましょうか。

 

700万年前のある時期、

ホミニニ族の住んでいるアフリカの森付近に、

大きな変化が起き始めました。

 

何があったのでしょうね。

 

 

以前は、

「乾燥化が進んで森が減少したので、草原地帯に進出し人間になった」

と言われていました。

 

アフリカ大陸の乾燥化は事実ですが、

人類の祖先は、依然として緑豊かな地域にいたという証拠がたくさん出てきているので、

現在ではそう単純な話ではないと考えられるようになっています。

 

しかし、理由は何であれ、とにかく何かが起きたんです。

 

 

そして、そのせいでホミニニ族はA群とB群に分かれ、

やむなく独自の道を歩むことになりました。

 

人類化石の発掘現場で、パン属の化石が同時に出た話はほぼ聞かないので、

おそらく全く別の土地に住むことになったんでしょう。

 

もちろん、最初のうちは交流があったかもしれません。

でも、時間の経過と共に疎遠になり、最終的には全く別の生き物になりました。

 

 

さて、ここからがボノボのお話です。

 

その後、

210~150万年前頃に再び変化が起きました。

 

ヒトが、本格的なヒト(=ホモ)属のラインを走り始めた頃のお話です。

 

 

コンゴ川が流れを変え始め、パン属の一部が中州地帯に取り残されてしまいました。

 

パン属は樹上生活を好む一族です。

 

泳ぎが苦手で、川を行き来できません。

 

 

後に、世界第2位の長さとなるコンゴ川に阻まれた中州地帯の住人は、

その後現在に至るまで隔離されたままになりました。

 

この取り残された群れが現在のボノボ、

残りがチンパンジーにあたります。

 

 

つまり、彼らはヒトにならなかったのでもなく、ヒトになれなかったのでもない。

 

進化して、ボノボとチンパンジーになったんです。

 

 

210~150万年前に人類と別れた後に分岐したのがボノボとチンパンジーですから、

どちらがヒトに近いということもありません。

 

ヒトとの距離はおんなじです。

 

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どっちが人間に近い?

 

とはいえ、ボノボとチンパンジーと人間の間には、

共通したところもあれば、違うところもあります。

 

でも、それを点数化して、

共通部分が多い方が人間に近い」と考えていいのかというと、それは違います。

 

 

ある部分が似ていたとしても、

全く別の理由で、たまたま似たような進化をしたからかもしれませんし、

共通の先祖「ホミニニ」が持っていた性質を受け継いだ、

あるいは捨て去ったからかもしれません。

 

トータルで判断するのは、

あまり意味がないんです。

 

 

ただ、それもつまらないので、ボノボの得意分野で項目を立ててみました。

●直立二足歩行

●手先の器用さ

●道具作り

●言語能力

●他人好き

この5つで、ボノボとチンパンジーの違いを見てみましょう。

 

 

直立二足歩行

 

ボノボ・チンパンジー・アウストラロピテクス・人間の、

4つの骨格標本をCGで直立歩行させて、比較する動画があるのですが、

ボノボは明らかに人間寄りです。

 

 

そして、中でも1番似ているのは、

アウストラロピテクスでした。

 

モデルは、アウストラロピテクス・アファレンシスの「ルーシー」。

 

318万年前にいた人類のご先祖さまです。

 

 

現生人類と比べれば、歩き方にぎこちなさはありますが、

それでも背筋を伸ばし、頭を高く掲げて二足歩行をしていた立派な人類のひとつです。

 

ボノボのプロポーションは、このご先祖様によく似ている。

 

 

小さな頭、薄い胸郭、長めのすね、短めの腕。

 

もっとも、普段は他の類人猿同様、

ナックルウォーク(拳を地面に付けて歩く歩き方)で移動しますけどね。

 

移動のスピードもかなり早く、逃げる時には断然こちらです。

 

 

ただ、彼らは両手いっぱいに荷物を抱えながら、

二足歩行で比較的長い時間歩くこともできるのです。

 

腰が全然引けていないので、「着ぐるみ?」と思うほどの堂々たる歩きっぷり。

 

このまま行くと、人間になりそうな勢いです。

 

 

ただ、骨盤を見ると、ボノボはチンパンジーと同じ形をしています。

 

人類の骨盤とは似てないんです。

 

 

人類の骨盤は、横に広い、手のひらを広げたような形です。

 

これは、直立した時に重力で下がってくる内臓を、

少し上向きにへこんだ骨盤でしっかり支えるため。

 

つまり、直立二足歩行が日常的な骨盤になっているんです。

 

 

ボノボの骨盤は、縦長のチンパンジー型ですから、

明らかに前傾姿勢が日常だということになります。

 

でも、他の部分はヒトによく似た形。

 

どっちつかずの不思議な体の構造をしているのです。

 

 

手先の器用さ

 

直立二足歩行をするということは、両手が空くということです。

 

「両手が自由に使えるようになったので、人類は今の繁栄を築いた」

と、学校で習った方も多いのではないでしょうか。

 

 

ボノボは完全な直立二足歩行ではありませんが、

やっぱり手が空いている時間が長いせいでしょうか、

チンパンジーより手先が器用です。

 

ハサミ(ただし両手を使って)で仲間の毛をカットしたり、

ライターで薪に火を付けたりと、なかなかの器用ぶりを発揮します。

 

 

これは、腕が少し短くて小回りが効くことや、

親指が長めでものがつかみやすいことも関係しているのかもしれません。

 

チンパンジーを見た時に感じる、腕を持て余すような動きが少ないんです。

 

さらに、石を両手に1つずつ掴んで、カンカンと打ち合わせることもできます。

 

 

意外なことに、チンパンジーにはこれがとても難しい。

 

石を両手で握って別の石を叩くことはできますが、

両手にひとつずつ持った石を、正確に打ち付けることはできません。

 

しかもボノボの場合、

この特殊技能を使って石を割り、かなり精巧な石器を作ることも出来るんです。

 

 

指が器用に動かすには、動かせるだけの神経の束が必要です。

 

そして、手順を考えたり結果を予測したりもする脳の領域も。

 

 

手が空くということは、単に動かせるようになるだけでなく、

脳もばっちり刺激するんです。

 

脳の容量は小さめなボノボですが、

少なくとも手先に関する脳の領域は、

チンパンジーより発達しているはずなんです。

 

 

道具作り

 

1960年、チンパンジーは道具を使用することで一躍有名になりました。

 

 

ジェーン・グドールが、

古人類学者のルイス・リーキーの指示で、

チンパンジーの観察を始めてすぐのことです。

 

当時リーキーは、類人猿の研究が人類進化の研究の突破口と考え、

3種類の大型類人猿に対し、

それぞれ若い女性観察者を送り込んでいました。

 

オランウータンにはビルーデ・ガルディガス、

ゴリラにはダイアン・フォッシー、

そしてチンパンジー担当のジェーン・グドールです。

 

 

アリ釣りの報告を受けたリーキーは、

「道具と人間の定義を見直すか、チンパンジーを人間として認めるかだね」

と、グドールに返信したそうです。

 

当時は、道具を使うことが人間である証拠とされていたので、

これは定説を覆す大発見でした。

 

 

今では、道具を使う生き物が山ほど観察され、

人間とチンパンジーの専売特許ですらなくなりましたけど、

これがボノボだったら、人類の進化史の進展が変わっていたのが面白いところです。

 

ボノボは、野生では明確な道具の使用が観察されないからです。

 

 

ボノボの道具作りが初めて観察されたのは、

飼育下でした。

 

しかも、チンパンジーよりはるかに器用に道具を作る。

 

これを知った考古学者のニック・トスは、

ボノボに石器作りを教えて、その様子を観察することにしました。

 

 

ナイフを作るためのサンプルビデオを見せられたボノボは、

まず「石同士がぶつかると割れてナイフが手に入る」ということを学習。

 

「石の特性」を学んだ彼は、

石を石に投げつけて割り、難なくナイフになりそうな石片を手に入れました。

 

トスが思いもよらなかった原始的な方法でしたが、

これでも太いロープを楽に切ることができます。

 

 

そのうち、両手にひとつずつ石を持ち、

角度を調節し力を加減しながら、

動物の厚い皮でも切れる、鋭利な石のナイフを作れるようになりました。

 

このことは、ヒト(=ホモ属)になる以前の人類(アウストラロピテクス)が、

原始的な石器を作っていた可能性を示唆する、

大スクープとなりました。

 

 

ですが、

この実験で、ボノボが自ら石器というアイデアを思い付いたわけではありません。

 

でも、きっかけさえあれば、ボノボは石器を作れるし、

洗練したものにレベルアップすることも出来ます。

 

もっと言えば、それが森中に広まる可能性だってあるわけです。

 

 

そして、数百万年経つと…..

 

何だか面白いことになりそうです。

 

 

言語能力

 

「話す」という点で言えば、

ボノボもチンパンジーも話すことはできません。

 

これは喉の構造上の問題で、人間ほど複雑な音を出すことができないからです。

 

 

なので、代わりになるものを使って言語能力を測ります。

 

現在最もポピュラーなのが、

レキシグラム。

 

言葉や絵の代わりに、記号で言葉を教える方法です。

 

 

単語には、形容詞や動詞も含まれますが、

例えば、「◎」を「リンゴ」「▲」を「コップ」のようにサインを決めます。

 

そして、その模様を通して言葉を学習するのですが、

覚えたレキシグラムの数はボノボの方が断然多かった。

 

 

さらに、ボノボは言葉だけでも理解できるので、

読み上げ機能のあるレキシグラムを使えば、

電話での会話も可能です。

 

例えば、あるボノボは電話で

「お土産何が欲しい?」と聞かれて、

「チョコレートとボール」と答えました。

 

翌日、電話の相手がやって来た時、レキシグラムの「お土産」「チョコレート」「ボール」のキーを押して、

「お土産持って来た?」と催促したんです。

 

 

当たり前?

 

そうですね。

 

人間の会話としては、とても当たり前な内容です。

 

 

でも意外や意外、チンパンジーはこれが得意ではありません。

 

実は、チンパンジーは言葉が理解できないのではないか、とまで言われています。

 

 

もちろん名前を呼べば自分のことだと分かりますし、全く分からないのとは違います。

 

たぶんチンパンジーは、自分では発音できない「言葉」より、

もっと実践的な「場を読む力」の方を重要視しているんでしょう。

 

その証拠と言っていいのか分かりませんが、

チンパンジーは瞬間記憶(目に映る情報を瞬時に判断・記憶できる)能力が抜群に優れています。

 

 

この能力を使えば、

テレパシーのように瞬時に相手の意図を汲み取れるのではないでしょうか。

 

言語に頼って生きている人間にとっては、

単語をたくさん覚えるボノボの方が賢いように感じてしまうかも知れませんね。

 

でも、意思伝達の戦略の違いなんだったら、そう判断していいのかどうかは疑問ですよ。

 

 

それに、テレパシーって、ちょっと憧れますしね。

 

 

他人好き

 

ボノボだって、

チンパンジーと同じくらい場の空気を読むことができるはずです。

 

が、チンパンジーがそちらをより重要視しているのは、

個体間の緊張度が高いことにあるかもしれません。

 

ボノボが平和主義なのに対して、

チンパンジーが好戦的であることは、よく知られた事実です。

 

 

チンパンジーのオスは、

「徒党を組んで隣の縄張りのチンパンジーを殺しに出かける」

メスは、

「同じ縄張りの他のメスの子どもを襲って食べる」

など、稀な例ではありますが、恐ろしい事例がいくつも報告されています。

 

一方ボノボは、チンパンジーと同じく、

小型のサルや小動物を狩って食べる習慣はありますが、

ボノボ同士の命の奪い合いはないようです。

 

諍いが起きれば、むしろ第三者が仲裁に入ったり、

当事者同士が疑似セックスで緊張を和らげて事なきを得ます。

 

 

「仲裁」は美しいですが、実はとても危険な行為です。

相手の怒りが、自分に向かってくる可能性があるからです。

 

ボノボにそれができるのは、

怒っている相手が自分に危害を与えず、そのうち落ち着くと信じているからでしょう。

 

そして何より、自ら振り上げた拳を下ろすための有効な手立て(疑似セックス)があることを、

知っているのではないでしょうか。

 

 

ボノボは性別を問わず、年齢さえも問わずに、

疑似セックスを行えば、

全てが丸く収まる社会システムを作り上げました。

 

人間で言えば、握手かハグかキスと言ったところでしょうが、効果はそれ以上です。

 

 

またボノボは、全く知らないボノボにも同じ信頼を寄せます。

 

チンパンジーの群れに新入りを入れることはほぼ不可能ですが、ボノボは簡単。

 

いきなり同じ部屋に入れればいいのだとか。

 

 

おそらくボノボは、

「この世に、いきなり襲ってくる乱暴なボノボなんていない」と思っているのでしょう。

 

ボノボの森は、

チンパンジーの森よりはるかに食料に恵まれていると言われています。

 

「衣食足りて、礼節を知る」と言ったところでしょうか。

 

 

ボノボとチンパンジーの、両方の性質を併せ持つ人間としては、

人間の森を豊かにすることが、同種間の緊張感を減らすことになるのかな?

と考えるのですが、いかがでしょうね。

 

 

そんなボノボについてお伝えしてきましたが、

会いたくなりましたか?

 

日本では、ボノボは京都大学の研究施設にいるだけで、一般公開はされていません。

 

 

しかも、一風変わった仲直り法のおかげで、

ボノボを展示しようとする動物園もありません。

 

だって、何か問題が起きるたびに、

来場者を赤面させてしまいますから…。

 

こんな感じに。

 

あのシーンで、あの歌のタイミング・・・

若干の悪意は感じるけど。

 

 

それはさておき、動物園をR18にする訳にもいきませんしね。

 

ボノボを見るにはどうしましょうか。

 

映像を見るしかありません。

 

 

カンジとパンバニーシャ

 

ボノボの動画は、

米国のボノボ研究者、スー・サベージ・ランボーを特集した、

NHKのスペシャル番組が、解説付きで分かりやすくてお勧めです。

 

著作権の関係でご紹介できないのが残念です。

 

 

ユーチューブで、「ボノボ カンジ」とか、

「ボノボ パンバニーシャ」などで検索すれば、すぐに出てきます。

 

興味がある方は、是非見てみて下さい。

 

 

彼女は、TEDトークにも出ていますね。

 

彼女は、

カンジとパンバニーシャと名付けたボノボを、

愛情たっぷりに育てました。

 

 

彼らはボノボ界のスーパースターです。

 

先ほどの、

石器と電話のエピソードはのカンジ、

ハサミを上手に扱うのがのパンバニーシャです。

 

英語の英才教育を受けて育ったこの兄妹は、

言葉による説明だけでテレビゲームや料理ができるまでに成長しました。

 

 

彼らのことを世間では「天才」と呼んでいるようですが、

たまたま育てたボノボが、2頭とも生まれつきの天才である確率は限りなく低いもの。

 

カンジとパンバニーシャは平均的なボノボで、

教育(ランボー曰く「人間文化への接触」)によって、

ボノボの潜在的能力が表に出てきたと考えるべきでしょう。

 

 

ところで、

チンパンジー界にもスーパースターがいるのをご存知でしょうか?

 

京都大学の霊長類研究所にいる、

アイとその息子のアユムです。

 

 

日本のチンパンジーですので、知名度はアイたちの方が上かもしれませんが、

人類の進化の解明には、どちらも同じくらい重要な存在です。

 

そして、どちらもチャーミング。

 

 

でも、アフリカの類人猿の森の面積は減り、

さらには、ブッシュミートやペットとしても市場に並んでいます。

 

ボノボとチンパンジーについて考えることは、

意外にも、現在の人類が抱える問題を考えることでもあるのです。

 

 

ボノボの森がなくなっていく理由は、人工の増加による開発もですが、

アフリカの貧困が大きな原因のひとつです。

 

飢えが目の前にある時、あなたは森の木を切り、ボノボを獲って売りませんか?

 

そういう話です。

 

 

そして、最後のボノボを捕まえ、最後の木を切り倒した後は、

何で暖を取り何でお腹を満たせばいいのでしょうね?

ということ。

 

ボノボの森を守ることは、人間の生活を守ることと同じなんです。

 

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人類に近いのはどっち?ボノボとチンパンジーの違い~まとめ~

 

ボノボの得意分野を見ていくと、ヒトと同じ進化の道筋を辿っているような気がしてきます。

 

 

緑豊かな深い森にいるのに、なぜか直立二足歩行が上手いこと。

 

しゃべれないのに、なぜか言葉のセンスがあること。

 

普段は道具を作らないのに、なぜか上手に道具を作れること。

 

 

そういう意味では、チンパンジーよりボノボの方がヒトに近いかもしれません。

 

それに、これらの「なぜか」を「なぜ?」に変えると、

長い間、古人類学者を悩ませてきた疑問そのものになるのも面白いところ。

 

 

そのうち、ボノボのDNAを操作して、

人間に近づける研究をする輩(やから)が現れるかもしれません。

 

ボノボはボノボなので、人間にはなる事はありませんが。

 

 

でも、もしシャーレの中で人間のような進化を遂げたとしたら、

私たちは彼らに人権を与えるでしょうかね?

 

あなたなら、どうしますか?

 

 

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