歴史によく出てくる「紀元前」という言葉。
「紀元前○○年にナンチャラ文明が~」
ってやつ。
必死に暗記しましたよね。
もちろん「ネコは紀元前○○年頃にペットにされて~」など、
このサイトでもしばしば出てくる。
「時」の表記の前置きです。
ところが、この紀元前がわかりにくい。
「紀元前○○年」と言われても、
「昔だな~」とは思うけれど、
ざっくりした感覚じゃないですか?
時間を示す言葉なのに、ピンポイントで時代をイメージしにくい。
「昭和○○年」とか「江戸時代」なら、
雰囲気くらいは掴めるのに。
紀元前がわかりづらいのには、いくつか理由があります。
「紀元前があるのだから、紀元後もあって、ややこしい」
「前と後の切り替え点がよくわからない」
「どこからどこまで紀元前か曖昧」
「紀元前はマイナスの考え方になる」
などです。
ハッキリ言って、
紀元前・紀元後はとても面倒臭い数え方。
年号なんて、
未来に足し算していけばいいのに、
無駄な引き算まで加えている。
でも、世界共通の暦なのだから、知らないと困ってしまうんです。
今回は「紀元前って何なのさ?」
に答えてゆこうと思います。