幽霊はいる?いない?脳の錯覚が濃厚!素粒子とかどうだろう

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「幽霊っていると思う?」

よく聞く質問です。

 

あなたはなんと答えるでしょう。

 

「いると思う」

「いるわけないよ」

答えは人それぞれです。

 

 

じゃあ、

「どうしている(いない)と思うの?」

と訊かれたら?

 

これは意外と答えられないんじゃないですか。

 

 

幽霊の正否について、

人の答えは「主観的」です。

 

「自分がこう思うから」

という、身勝手な根拠。

 

理論がないので、

「どうして?」

と訊かれると、答えに困ってしまうんですよ。

 

 

そこで今回は「幽霊はいるのか」について。

 

ふわ~っとした幽霊のことを、

ふわ~っとした感覚だけで捉えていませんか?

 

幽霊とは何かを知れば、

「どうして?」

にも多少は理論武装ができるはず!

 

 

歴史や文化、人間の心理や錯覚……。

幽霊のような生物はいるものなのか。

 

幽霊の世界に、多角的にアプローチしてみました。

 

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どうして違う?日本と世界の幽霊

 

僕は幽霊さんにお会いしたことはないのですが、

とても身近な印象があります。

 

それは幽霊が社会に根付いているからでしょう。

 

 

見たことはないけれど、

どこにでもいるような感覚。

 

この「幽霊の概念」はいつからあるんでしょう?

 

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幽霊はいつからいるか

 

日本だと、

幽霊が出てくるのは平安時代です。

悪霊というやつ。

 

菅原道真の霊が恨みを持って、都に災いを起こす話は有名です。

 

ちなみに道真と、

平将門、崇徳天皇が日本三大怨霊なんだって。

 

 

 

世界では古代ローマ時代に、

「地下に死者の霊がいる」

と信じられていた。

 

2000年以上前から、幽霊はいたことになります。

 

 

 

幽霊はいつからいたのか。

これははっきりしません。

 

僕個人の考えですが、もっと古いと思います。

 

 

おそらく、生と死を区別できるようになった頃……。

 

動かなくなった仲間がいる。

しかし、肉体は生きていた昨日と変わらない。

 

その不思議に困惑したでしょう。

 

 

これは霊長類やゾウなど高等哺乳類にも見られる行為です。

 

「きっと、心がどっかに行っちゃったんだよ」

「心はどこかで元気なんだよ」

 

死後も別な形で生きている。(そう思いたい)

幽霊、肉体から抜けた魂、生前の心だけの存在、みたいな。

 

そんなふうに考え、折り合いをつけたと思うんですよ。

 

 

 

幽霊は世界中にいます。

 

それぞれの国で、別々に幽霊の概念が生まれたとは考えにくい。

 

古人類の概念が、

人の移動とともに運ばれたとするほうが筋が通るかなと。

 

 

 

そうやって根付いた幽霊。

 

その後、分派してゆくことになります。

 

 

幽霊は思い込みだ!

 

幽霊は場所ごとに違う。

 

「この世に未練があって」

「ひどい死に方をして恨みがある」

 

幽霊になった理由は共通しています。

 

 

でも、スタイルは差がある。

 

日本だと、柳の下で、足がなく、三角巾を頭につけて、

「うらめしや~」

ですね。

 

陰気で、陰険。

 

背後に忍び寄って、

ヒザカックンとかしてきそう。

 

 

 

西洋だと、墓場や古い家に住みついて、

人を脅かす。

時には暴力も振るう、直情的なものもいます。

 

う~ん、わかりやすい。

 

 

この違いはどうして?

 

国民性? 文化や宗教の違い?

どちらにしても、幽霊のキャラにはお国柄が出るらしい。

 

これはおかしな話ですよ。

幽霊が実在するなら、

その特徴は一致するはず。

 

「見る人によって幽霊が違うのは、その人が見たいものを見ているから」

と考えられます。

 

 

つまり、何も見ていない。

 

なにかを幽霊と思い込み、

見たものを「その文化圏での一般的な幽霊像」

と捉えてしまう。

 

あり得る話です。

 

夜道で、いもしない痴漢や暴漢の気配を感じるのと同じ。

 

 

 

「それじゃ、幽霊はただの錯覚?」

 

否定派はその通りだというでしょう。

事実、人間は「幽霊を見てしまう脳みそ」

なのです。

 

 

幽霊が見えるメカニズム

 

(・.・)←これは文字絵。

 

人の顔ですね。

 

 

 

いや、かっこの中に点を3つ入れただけです。

これが「シミュラクラ現象」。

 

目と口に見える点3つあれば、

それだけで人は「顔だ」

と思う。

 

あなたにも経験がありますよね。

 

「万物の霊長」

と知恵を誇る人間様の脳も、けっこういい加減のようです。

 

 

パレイドリア効果とは?

 

脳には「その人が見たいように見える」

特性があります。

 

「パレイドリア効果」

と呼ばれるもの。

 

 

UFOを見たいと思って空を見れば、鳥でもゴミでもUFOに見える。

 

意識しているものに見せちゃうってこと。

 

そして、人間がもっとも意識しているのが人間なのです。

 

 

 

動物にとって、

仲間と敵を見分けるのは重要です。

 

仲間なら群れたり、交尾したり。

敵なら逃げなきゃなりませんからね。

 

人の脳はパレイドリア効果で、

常に「人を探す」傾向があるのです。

 

 

 

シミュラクラ現象と、パレイドリア効果が合わさると……。

 

「壁のシミが人の顔に見える」

「木の影が人の形に見える」

なんてことが起こる。

 

誰にでも身に覚えがあるでしょう。

 

ほとんどの幽霊はこれで説明がつきます。

 

 

錯覚で心霊現象は解明される

 

葉の影や、水のさざ波が、

人の顔になっている心霊写真。

 

だいたいはシミュラクラ現象です。

 

暗闇でおっかなびっくりしていたら、

パレイドリア効果でなんでもお化けに見えてしまう。

 

 

幽霊が出す音、ラップ現象。

「ゴキブリでも歩いているんじゃないの」

(違う意味で怖いかも)

 

枕元に立つ黒い影。

「寝ぼけてたんでしょうよ」

 

突然動き出す家電。

「接触とか通電の不具合なんだよ」

 

 

いくらでも反論できます。

 

『幽霊の正体見たり枯れ尾花』

ですね。

 

つまり、勘違い。

これはみんな経験がある分、納得しちゃうんじゃありませんか?

 

 

 

「それじゃ幽霊なんて全部錯覚ですね」

これで完全解決なんでしょうか。

 

このサイトは生き物サイト。

オカルトでもスピリチュアルでもない。

 

幽霊を「生物」として考えられないものか。

もう少し考察してみましょう。

 

 

霊体を空想してみる

 

心霊現象には、錯覚や勘違いで片づけられないものもあります。

 

例えば、ポルターガイスト現象。

ベッドや家具が動くやつです。

 

 

霊による傷害事件もある。

 

これらは明らかに、誰かの干渉がある。

それは、目に見えない生物なのかもしれません。

 

 

幽霊的物質「素粒子」

 

幽霊といえば……。

 

「感知できない」

「消える」

「壁をすり抜ける」

「触れない」……。

 

およそこの世のものとは思えない性質ですが、

こんなつかみどころのない物質が現実にあります。

 

 

 

素粒子。

クオークとかニュートリノなどです。

 

すべての物質(生物を含めて)は原子の構造物。

その原子もさらに小さい粒子のカタマリ。

 

一番小さい単位が素粒子になります。

 

 

素粒子は宇宙にいくらでもある。

 

ニュートリノなんてたくさん降り注ぎ、

人間にも当たっているのに、

小さすぎて体の原子まですり抜けてしまうほど。

 

 

素粒子レベルでは、瞬間移動みたいなワープ現象も当たり前。

常識の通じない世界ですよ。

 

 

この「なんでもあり」な感じ。

幽霊と似てません?

 

 

霊魂とは素粒子意識体

 

素粒子には「対になる」

別な素粒子があるといわれています。

 

アジアの陰陽思想と思えばいい。

 

陽の素粒子と、陰の素粒子が、

必ずセットで存在しているって感じです。

 

 

 

ここでちょっと空想。

 

肉体と魂が、

それぞれ陰陽の素粒子的実在物と考えてみる。

 

生身の人間が「陽」で、肉体という個体。

霊魂が「陰」で、

ばらばらの素粒子の意識体(エンティティ)。

 

 

生きているうちは、2つが一緒になっています。

 

しかし、個体である肉体には限界がある。

 

幽霊とは、死をきっかけに離れてしまった、

「陰エンティティ」

ではないのか。

 

 

幽霊が素粒子意識体なら、消えたり、壁を素通りできる。

 

未練や恨みで強い意識体は濃度が濃くなり、

人によっては知覚もできる。

 

 

 

もちろん、意識体なんて生物は未確認です。

 

幽霊の特性から、無理やりひねりだした仮説にすぎません。

 

 

でも、僕らはたしかに自身の「心」を感じます。

 

形もなく、目にも見えない「心」なのに、

はっきり「ある」と断言できる。

 

それが体内に宿る意識体。

霊の正体なのかもしれません。

 

 

錯覚にしても、意識体にしても、

人の「心」の謎が解き明かされないかぎり、

幽霊もわからないままなのでしょうね。

 

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いない派の脳の錯覚が濃厚~でも素粒子なんてものもあるからね~まとめ~

 

幽霊について語ってきました。

幽霊の成り立ちは、死の意味を知ったときに生まれた概念。

 

 

幽霊を見てしまう脳の働き。

素粒子意識体の可能性。

 

一般論に、僕個人の空想をまぶして書きました。

 

「それは違う」

という反論もあるでしょう。

 

幽霊議論は、ある意味哲学って気もします。

 

 

生きるということ、死ぬということ、

人とはなにか、心はあるか。

 

そんな難題を具現化したのが「幽霊の概念」

ともいえそうですね。

 

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