アウストラロピテクスは最古の人類?更に古い人類はどうか?

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「アウストラロピテクスは最古の人類じゃないの?」

という質問が、ネットでたくさん並んでいるのを見つけた時、正直驚きました。

 

「最古の人類はアウストラロピテクスである」

と言われなくなってから、かれこれ10年ほど経っていたからです。

 

 

調べてみると、どうやら原因は中学高校の歴史の授業にあるらしい。

 

メディアでは常に新しい情報が上がっていますから、

それを見た人が「おかしいな?」と思ったのかもしれませんね。

 

 

とはいえ、教科書が少し遅れた内容になってしまうのは、

ある程度仕方のないことなのかもしれません。

 

教科書が「アウストラロピテクス=最古の人類」的な記述をしているのは、

もしかするとこんな理由があってのことなのかもしれませんよ。

 

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アウストラロピテクスは最古の人類か?

 

教科書が改訂を見送った理由。

 

それは、

ここ10年で「最古の人類」が2度も交代したせいかもしれません。

 

正確には、最初の5年間で2度!

 

 

しかも数年前には、

3度目の交代を予感させる研究結果も発表されました。

 

古人類学は今、激動の時代を迎えているんです。

 

ただ、アウストラロピテクスが最古の人類であるというのも、そう的外れな話でもない。

 

 

ということで突然ですが、ここでひとつ問題です。

 

【問題】

1・「最古の人類は誰?」

2・「最古の直接的な先祖は誰?」

という2つの問いがあります。

 

さて、この違いはいったい何でしょう?

 

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最古の人類は誰?

 

よく聞くこの問いは、

普通は「約800万年前にチンパンジーと分岐し、ヒトとして生き始めた最初の生物を知りたい」

という意味ですよね。

 

 

もしそうなら、今現在、最古の人類と言われているのはサヘラントロプスです。

 

2009年にアルディピテクスが「最古」と認められましたが、

2013年にサヘラントロプスがその王座を奪いました。

 

 

ただーし!!

 

これはただ単に、存在時期が古いというだけの話。

 

サヘラントロプス➡アルディピテクス➡アウストラロピテクスの順に進化した、

ということを意味するものではないんですよ。

 

 

最古の直接的な先祖は誰?

 

同じような質問でも、こういう聞き方をすると、かなり趣きが変わるでしょう?

 

実はこれ、結構難しい質問なんですよね。

 

 

なぜなら、人類にはたくさんの親戚がいたから。

 

つまり、

「身内(人類)だけど血のつながりのない人」がたくさんいたということ。

 

だから、その関係性を特定するのが大変なんです。

 

 

例えば約300万年前アフリカには明らかに特徴の違う人類が2種類いました。

 

パラントロプスとアウストラロピテクスです。

 

二者択一ですから、どちらかが我々と血のつながりがないことになります。

 

 

血のつながりならDNA鑑定をしたいところですが、化石相手にDNA鑑定は無理。

 

なので、骨格を詳しく比べて判断することになりました。

 

 

その結果、アウストラロピテクスがご先祖様であろう、ということになったんです。

 

 

でも、これで終わりにはできません。

 

なぜなら、アウストラロピテクスは、現在見つかっているだけでも、

8種類もいるんです。

 

 

しかも350万年前頃には、

同時に4種類も存在していた!

 

これは、どれがどれだかもっと詳しく調べなくてはなりません。

 

 

慎重に化石を調べて最終的に、

「アウストラロピテクス・アファレンシス」

が我々の直接的なご先祖様で、他の3種は系統の違うご親戚ということになりました。

 

もっとも、約400万年前にいた、

アウストラロピテクス・アナメンシスから分かれたとされているので、

この4種の間柄は兄弟と言っていいかもしれませんが。

 

 

では、さらに古い時代の人類はどうなんでしょう?

 

 

残念ながら、

アナメンシスよりさらに古い時代の人類の化石は、十分と言えるほど見つかっていません。

 

しかも、ヒトとは認められてるけど、前後のつながりはよく分かっていない。

 

つまり、確たる証拠が得られていないということになります。

 

 

だからアウストラロピテクスが、

我々の直接的なご先祖様と呼べる、最古の人類ということになってしまうのです。

 

正確な知識を与ようとすると余りか?

 

こうしたことから、

ネットの情報より、教科書が少し遅れた内容にもなってしまうではないかと推測します。

 

 

アウストラロピテクスって、結構重要な地位を占めているでしょう?

 

お分かり頂けましたか?

 

 

アナメンシスは最古の人類ではないけど、

今のところ最古のご先祖様です。

 

大切にしなければなりません。

 

では、サヘラントロプスのような古い身元不明者たちは、どう扱われているんでしょう。

 

 

ただ古いだけ?

 

いえいえ。

 

骨の数こそ少ないですが、なかなか面白いヒトたちなんですよ。

 

 

アウストラロピテクスより古い人類たち

 

現在、アウストラロピテクスより古い人類は、

3属4種です。

 

 

古い方から順に並べますね。

・サヘラントロプス・チャデンシス
(約700万年前)

・オロリン・トゥゲネンシス
(約600万年前)

・アルディピテクス・カダバ
(約580万年前)

・アルディピテクス・ラミダス
(約440年前)

 

ラミダス(約440年前)を除いて、

それ以前の3種の化石はあまり見つかっていませんが、どれも重要なヒトばかりです。

 

それでは、年数が古い方から順に、どんな人類だったのか見ていきましょう。

 

 

サヘラントロプス・チャデンシス

 

意味:「チャドで見つかったサハラ砂漠のヒト」

生息時期:約700万年前

2002年、チャドのジュラブ砂漠(サハラ砂漠の一地域)で発見

完全に近い頭骨は「トゥーマイ(生命の希望)」という愛称で有名

初めて東アフリカ以外で発見された化石として重要

 

古い人類の化石は、

それまで東アフリカの大地溝帯に沿った地域(エチオピアやタンザニアなど)から、

南アフリカ共和国にかけた地域で見つかっていました。

 

ところが、サヘラントロプスは、中央アフリカに位置する国チャドで発見されました。

 

 

しかも驚いたことに、頭蓋骨の下にある背骨につながる穴(大後頭穴)が、

頭の真ん中に開いています。

 

これの何が驚きなのかと言うと、この穴が真ん中にあるということは、

二足歩行をしていたということを示すからなんですよ。

 

 

ちなみに、チンパンジーはこの穴が後方に開いています。

 

そう言ったことから、サヘラントロプスは明らかにヒトの仲間だと判断されました。

 

 

思いがけない発見場所と、思いがけない二足歩行の痕跡。

 

そもそも、ヒトがヒトになった理由は、

森から追い出され、サバンナで二足歩行をするようになったからだと言われてきた。

 

なのにサヘラントロプスは、

800万年前にチンパンジーと分かれて直ぐに、

すでに真っ直ぐ立って歩いていたというのです。

 

しかも、発掘現場の周りの様子から、彼らは木の多い地域に住んでいたことが分かっています。

 

 

人類は森で進化を始めたの?!

 

これは大スクープでした。

 

サヘラントロプスの発見は、ヒトがヒトになり始めた場所と、

理由を根本から考え直すきっかけとなった、ものすごく大きな出来事だったんです。

 

 

オロリン・トゥゲネンシス

 

意味:「トゥゲンで見つかった最初のヒト」

生息時期:約600~570万年前

2000年、ケニアのトゥゲン・ヒルズで発見。

 

オロリンは、辛うじて残った大腿骨から人類だと判断されました。

 

大腿骨の上部がアウストラロピテクスに似ていたから。

 

つまり、二足歩行をする特徴を示していたからです。

 

 

もっとも、下アゴの特徴はやや人類寄りと言える程度で、

上腕骨から分かる筋肉の付き方は木登りが得意そうな感じ。

 

限りなく類人猿(サルとかゴリラ)に近い人類と言った印象です。

 

 

でも残念ながら、他の部分が発見されていないので、さらなる判断ができません。

 

もっとたくさんの骨が、特に頭部が見つかることを祈るばかりです。

 

 

アルディピテクス・ガバダ
(ガバダ猿人)

 

意味:「地上に降りた類人類の一族の祖先」

生息時期:約520~580万年前

1997年、エチオピアのアワシュ川中流域で発見。

 

カダバは、足のつま先の関節が、

上に曲がるようになっていることから、二足歩行をしていたと考えられています。

 

簡単に言えば、つま先立ちができるということになります。

 

そして、つま先立ちができるのなら、歩く時に、後方で効率よく地面を蹴ることもできる。

 

 

いきなりなんですけど、つま先を曲げずに歩いてみて下さい。

 

どうなりました?

 

 

ほら、ぺたぺた歩きになってしまうでしょう。

 

つま先の関節が上方向に曲がるということは、

歩くために必要なことなんです。

 

 

ただし、歯は類人猿の特徴を残していました。

 

ポイントは「犬歯(牙)」。

 

犬歯は、ケンカや狩りに使う恐ろしい武器ですが、

その犬歯が小さくて、目立たないのが人類の特徴なんです。

 

 

一方、類人猿(サルとかゴリラ)の犬歯は恐ろしく巨大です。

 

我々人間のように、隙間なく歯が並んでいては、口を閉じることができません。

 

なので、犬歯がきちんと収まるよう、歯と歯の間に隙間が空いています。

 

 

しかも、歯同士がこすれるので、常に鋭くなっている。

 

そしてカダバの犬歯にも、小さくなってはいましたが、その名残が見られました。

 

 

でも、本当に「名残」なんでしょうか?

 

 

カダバは問いかけます。

 

今までは、人類が一方的に犬歯を小さくしたと考えられていたが、

チンパンジーは逆に、犬歯を巨大化させていったのではないのか?

 

そもそも、チンパンジーと人類の共通先祖である類人猿は、

本当に大きな犬歯を持っていたのか?

 

 

カダバは化石が少なく、最古の人類でもありませんが、

ラミダスと共に古人類学の常識に一石を投じた、とても重要な存在なんですよ。

 

 

アルディピテクス・ラミダス
(ラミダス猿人)

 

意味:「地上に降りた類人猿のルーツ」

生息時期:約440万年前

1992年、エチオピアのアワシュ川中流域で発見

最古の全身骨格(成人女性)愛称「アルディ」が有名

アウストラロピテクスとのつながりは疑問視されている

 

アルディの特徴は、

研究者が想像していた初期人類の身体の作りからほど遠いことでした。

 

 

例えば「骨盤」です。

 

類人猿の骨盤は縦長、そして人類の骨盤は、横幅が広いチョウチョのような形です。

 

 

アルディの骨盤は、上部は人類のように横が広く、

二足歩行が上手にできたのではないかと思わせる特徴を持っていました。

 

ところが、下部は類人猿のような形をしていて、

木登りにピッタリな筋肉を、発達させていたように見えるのです。

 

 

研究者を困らせた特徴は、他にもありました。

 

 

手の骨の付き方が、

ナックルウォーク(拳をついて歩く歩き方)に向いてなく、

にも関わらず、足の親指の付き方は二足歩行にも向いていない。

 

つまり、

チンパンジーのような歩き方も、直立二足歩行も上手にできないような、

どっちつかずな身体の構造になっているわけです。

 

 

チンパンジーにも人類にも似ていない。

 

アウストラロピテクス・アナメンシスとは、あまりにも違う特徴です。

 

もしかすると、アルディはアナメンシスの直接のご先祖様ではないかもしれません。

 

 

それに、チンパンジーにも人類にも似てないと言うことは、

まだ見つかっていない人類がいた可能性すら出てくる?

 

初期人類は、

パラントロプスとアウストラロピテクスの2系統だけじゃなく、

それ以上あった可能性もある?

 

アルディの発見で、新たな謎が追加されることになったのです。

 

 

サヘラントロプスよりさらに古いヒト

 

まだ公式に認められてはいませんが、

サヘラントロプスよりもっと古い人類として、

研究が進められている化石があります。

 

それがグラエコピテクス・フレイベルギです。

 

ブルガリアとギリシャで化石が見つかり、

生息時期はサヘラントロプスを20~30万年上回る、720万年前だと言われています。

 

 

出所がヨーロッパと聞くと、何だか不思議でしょう?

 

でも類人猿なら、

800万年前頃、すでにヨーロッパから東アジアにかけて広く分布していたんですよ。

 

その名残で、今でも遠い親戚のオランウータンが、東南アジアにポツンといますしね。

 

 

それに当時のヨーロッパは、

森林だけでなくサバンナもあったようで、

キリンやガゼルと一緒に発掘されるのだとか。

 

ちなみに、類人猿とはしっぽのないサルのこと。

 

一般的には、

現存するサル、テナガザル・オランウータン

・ゴリラ・チンパンジー・ボノボのことを指しています。

 

 

実際ヨーロッパでは、

ドリオピテクスやオレオピテクスなど、

古い類人猿がたくさん見つかっています。

 

基本的には、グラエコピテクスもその一つとされていますね。

 

 

でも、可能性はあってもいいんじゃないか?

 

ユーラシアに、

人類の先祖と同じ時代に生きた類人猿がたくさんいるのなら、

むしろ、それを候補に入れても構わないのではないか?

 

アフリカ発祥にこだわる必要性は?

 

グラエコピテクスはそう問いかけます。

 

 

「もっと広い視野を持つべきではないの?」

と教えてくれる、とても興味深い存在なんです。

 

さらなる研究が待たれるところです。

 

 

さて、この身元不明者4種類、

グラエコピテクス・フレイベルギも含めれば5種類は、

全員「猿人」のカテゴリーに入ります。

 

というか、今回は最古の人類の解説ということなので、ご紹介してきたヒトたちは、

みんな猿人なんですけどね。

 

アウストラロピテクスもですよ。

 

猿人・原人・旧人・新人の「猿人」。

 

 

進化の順番、特徴などについては、下に動画を貼っておきます。

 

分かり易くて良いと思うんですけどね~。

 

コメント欄が、新説VSみたいになっちゃって、

2チャン化してますね。

 

それも見て貰いたいです。

 

 

コメント欄での争い見ました?

 

新しい説だと、宇宙人説とか突然誕生説みたいのがあるんですよ。

 

 

こういうのは、知ったり調べたりするのが楽しいのに・・・

 

これまでの説にも、新しく出てくる説にも絶対はないのに・・・

 

不毛な争いですね。

 

 

でも「猿人・原人・旧人・新人」この方法で覚えると、混乱することがよくあるんですよ。

 

 

例えば、猿人じゃなくって原人になっちゃうんですけど、

誰も聞いたことがありそうな所でいうと、

北京原人とかって有名ですよね。

 

そして、一つ質問させて下さいね。

 

北京原人と聞いても、北京原人がどのホモ属に属するのか?

 

調べないで答えられます?

 

 

正式名称って答えられないと思うんですよ。

 

実は、今回お伝えした「アルディピテクス」も同じで、

ラミダス猿人、カダバ猿人などと呼ばれるのが、

一般的なんです。

 

 

そもそも「ピテクス」というのは、類人猿を意味している部分。

 

だったら、アルディピテクス・ラミダス、

アルディピテクス・ガバダでいいじゃん!

 

ラミダス猿人、カバダ猿人だと、猿人という事しか分からない。

 

 

若しくは「アルディピテクス」という総称で覚えるという事にして、

アルディ猿人にした方が良いと思うのは、私だけでしょうか….。

 

 

猿人・原人・旧人・新人の区分はもう古い

 

たぶん、これは昔からの習慣なんだろうな~。

 

ほんの数十年前までは発見されてなかったんで、

人類にはたいした種類がありませんでしたし。

 

猿人から順番に進化した、同じ家族のように考えられていましたから。

 

 

こんな感じに・・・

猿人:アウストラロピテクス

原人:ホモ・エレクトス

旧人:ネアンデルタール人

新人:ホモ・サピエンス

 

昔は、この分類ですっきり整理できたもんでした。

 

でも今は違います。

 

今分かっているだけでも、

20を超える人類がいて、

この定義はあまり意味のないものになってきています。

 

 

アウストラロピテクス以前が「猿人」程度。

 

「原人」「旧人」「新人」はあまり聞かなくなりましたね。

 

強いて言うなら、

「原人=ホモ・エレクトス」くらいでしょうか。

 

 

個人的に言うと、この分類の仕方はもう止めた方が良いんじゃないかって思う。

 

でも学名って、亜種とかで種類が増えてくると、長くなってきてしまうものですし、

北京原人のように定着しているものもありますからね~。

 

う~ん・・・

今後も残り続けるのかな。

 

 

ちなみに、さっき質問した北京原人の正式名称は、

ホモ・エレクトス・ペキネンシス。

 

長ぁ~~い!

 

 

けど、こっちで覚えた方が正確でもある。

 

せっかくなので、我々の属するホモ属を含め、

今分かっているメインどころの人類の名前を挙げてみましょう。

 

 

●初期のヒト属(紹介した4種ですよ。)

 

サヘラントロプス・チャデンシス

オロリン・トゥゲネンシス

アルディピテクス・カダバ

アルディピテクス・ラミダス

 

 

●アウストラロピテクス属

(華奢型猿人)

 

アウストラロピテクス・アナメンシス

ケニアントロプス・プラティオプス

アウストラロピテクス・バーレルガザリ

アウストラロピテクス・アファレンシス

アウストラロピテクス・ディレメダ

アウストラロピテクス・アフリカヌス

アウストラロピテクス・ガルヒ

アウストラロピテクス・セディバ

 

 

●パラントロプス属

(頑丈型猿人)

 

パラントロプス・エチオピクス

パラントロプス・ボイセイ

パラントロプス・ロブストス

 

※パラントロプスを独立した種と考えないこともあります。

その場合は、アウストラロピテクス・ボイセイという呼び方になります。

 

 

●ホモ属

 

ホモ・ルドルフエンシス

ホモ・ハビリス

ホモ・エレクトス

ホモ・アンテセソール

ホモ・フローレシエンシス

ホモ・ナレディ

ホモ・ハイデルベルゲンシス

ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)

&ホモ・サピエンス

 

※ネアンデルタール人を、ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシスとする考えもある。

※ちなみに、私たち現生人類は、ホモ・サピエンス・サピエンスです。

 

 

ね?・・たくさんいるでしょう?

 

 

でも、これだけじゃありませんよ。

 

2019年4月には新たに、

「ホモ・ルゾネンシス(ルソン島のヒト)」が、

人類の仲間入りをしました。

 

他にもデニソワ人なんていう、ネアンデルタールの兄弟のような人類もいますし、

北京原人のような亜種を含めると、それはもう山ほど…..!

 

 

人類って、ひとりで細々と進化してきた生き物じゃないんです。

 

大・大・大家族だったんですよ!

 

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アウストラロピテクスとそれ以前の人類~まとめ~

 

最古の人類「サヘラントロプス」から、

最古の人類の先祖、

「アウストラロピテクス」の出現までは、

300万年ほどの開きがあります。

 

この間で、見つかっている化石人類は4種類。

 

 

だけど、アウストラロピテクスの栄えた時期も、実は同じくらいの長さだった。

 

しかも、こちらはパラントロプスまで含めると11種類もいる。

 

 

最古の人類チーム、寂しすぎますよね?

 

 

初期人類たちは、たった4種で人々の目線を根底から変えました。

 

今後、新しい視野で見始めれば、

もっと新しい人類が加わりそうです。

 

 

そして、新たな最古のご先祖様が見つかる可能性も。

 

 

ここ10年で、「最古の人類」は2度交代しました。

 

次の10年、交代劇はあるのか?

 

また、人類の始まりの定義はどんな風に変わって行くのか?

 

なんだかワクワクしますね。

 

 

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