男性はその強さとかっこよさ、
女性はその一途な行動を好きになること間違いなし！
そんな素敵な鳥をしっていますか？
ちなみに子供の間は真っ白で、ふあふあ。
かっこよくて、スマートな猛禽類のクマタカです。
そもそも、猛禽類を見ることはあまりありませんが、
鷹匠の特集や、この頃は街中に鷹匠の方が来られることもありますので、
見たこともある方がいるかもしれません。
日本にも生息していますが、
減少傾向なので、見ることはとても難しいですが、
クマタカのことを知ると見つけやすくなるかも！
生息地と生態
クマタカ（角鷹、熊鷹）は、
鳥綱タカ目タカ科クマタカ属に分類されています。
主にユーラシア大陸南東部、インドネシア、
スリランカ、台湾、日本に生息していますので、
クマタカを観察したことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
大きさはオスで75ｃｍ、メス80ｃｍ、
羽を広げると160～170ｃｍと人間の身長程度はありますので、
日本に住んでいるタカ科の中では大型になります。
この大きさ故に、
和名で熊鷹と書くことが多いようです。
オスとメスは同色で、
体は、胸から腹部にかけての羽は白く、
喉下から胸にかけては、縞模様（しまもよう）や斑点の柄があり、
尻尾は長く黒い横模様があって、かっこいい鳥のイメージですね。
顔のポイントは、
冠羽という、ぴん！とした羽が頭に生えています。
この冠羽が角の様に見えるので、
クマタカ（角鷹）と書くこともあります。
森林に生息していて、
飛ぶときにあまりはばたかず、
大きく羽を動かして、風をとらえて旋回することができるようで、
スマートに狩りが出来そうですね。
基本的には、
木の枝で獲物が通り掛かるのを待ち、目標を定めて飛びこむスタイルです。
食事は中型、小型の動物を獲物としています。
繁殖は年１回か２年に一回です。
通常１回につき、１個の卵を産み育てます。
その子育ては、夫婦が協力して行い、
そして、基本的にはつがいは、どちらかが亡くなるまで持続することが多いんですよ。
女性に皆さんや、ロマンあふれる男性陣の方々はあこがれませんか？
でもこのクマタカ、
あまり自然界で見ることが出来なくなっているのです。
そして、あるリストにも名前がのってしまいました。
絶滅危惧と生息数
それは、環境省のレッドリストの
絶滅危惧１B類。
日本の環境省に、
近い将来絶滅するかもしれない危険があると、
認定されてしまったのです。
ワシントン条約の付属書２
にも乗っています。
なぜ、そんなことになってしまったのか？
それは、やはり人間の環境開発による森林破壊が大きいといわれています。
今現在は１８００羽程度に減ってしまった、とも。
しかし、私たち人間も頑張っています。
環境保護活動をおこなったり、
釧路動物園では2008年にクマタカの人工ふ化、保育に成功させて、
ちゃんと大人まで成長しました。
すごいですよね。
でも気になるのが、
自然以外の動物園や、鷹匠のクマタカはどこからくる？
ですよね。
絶滅危機ですので、購入することは難しそうですが・・・
鷹は購入できる？
まず、日本国内では、飼育目的の自然下の鷹を含め、
野鳥は捕縛してはいけません！
例えばですが、
クマタカのひなを見つけて保護したのだけど、
このまま飼ってしまおう！
ということも、もちろんダメです。
そうすると手段は、海外の輸入になりますが、
こちらもワシントン条約に記載されていますので、
何でもフリーではありませんので注意が必要です。
ですので、鷹匠の方はつてをたどり、輸入することが一般的ですが、
イメージ的に、日本のひなをさらい育てるほうが強い！
という思想でひなをさらうこともあるようです。
でも、鷹狩りは、許可や何か手続きは必要でしょうか？
鷹狩の許可
鷹狩りは、
薬みたいな文句になってしまいますが、
期間、区域をちゃんと守り、
且つ、獲物にしていい動物をちゃんと調べて行えば大丈夫です。
しかし守らないと、犯罪ですのでそこは注意。
決まりを守れば、県知事の許可なく鷹狩ができます。
各都道府県の所定の部署に問い合わせて、
狩猟区等位置地図をもらって、一言声をかけておくといいそうですよ。
一般には、すごく手間や時間や、お金や色々なものが必要ですが、
その大変さを補うほどの魅力が、鷹にはあるのでしょうね。
クマタカの生態～まとめ～
クマタカは、そのりりしい姿といい、
基本的にどちらかが亡くなるまでは、一生夫婦でいることが多いところとか、
魅力ある鳥でした。
そして、昔からの人間の狩りの仲間として、鷹匠があったのでしょう。
しかし、
森林破壊や、ひなを奪うような行動の結果、
絶滅の危機に瀕しています。
自然下のかっこよく、優雅な姿を見れなくなるのは悲しいことですから、
私たちもできることを探して行動していきたいものですね。
関連記事