人類に最も近いのはチンパンジー?
そんな認識だとしたら、ちょっと時代遅れかもですよ。
今や、ボノボという猿が、人類に最も近いとされてるようです。
チンパンジーと見た目がそっくりなのも気になる所ですね。
実は、
チンパンジーもボノボも同じチンパンジー属。
つまり仲間。
チンパンジーには、実は普段見慣れたものの他にもう1種類あるのですが、
それがボノボなんです。
外見はそのままに、少し小さく華奢にした感じなので、
ピグミーチンパンジーとも呼ばれます。
住んでいるのはどちらもアフリカの森。
ですがボノボは、
赤道付近を流れるコンゴ川の中州のような一帯に、
チンパンジーとは川の水で、完全に隔てられた状態で住んでます。
ただし、このボノボ。
単なる小型チンパンジーではなく、性格がかなり違います。
そして現在、この性格の違いが人類史の謎の解明に一役買っています。
「人間とは何か?」という疑問の答えを知るためには、
DNAが98%まで同じだというボノボとチンパンジーの存在が不可欠だと、皆考えているのです。
ボノボとチンパンジー、そして人類。
どんな関係なんでしょうね?
解明していきましょう。